Prime Videoが贈る新ドラマシリーズ『人間標本』が、12月19日（金）より世界独占配信される。このたび、衝撃の本予告映像とキービジュアル、場面写真が一挙に解禁された。

原作は『告白』『Nのために』『母性』などで知られる人気作家・湊かなえ。デビュー15周年を記念して自ら書き下ろし、「一番面白い作品が書けた」と語る同名小説を映像化した。監督は『余命1ヶ月の花嫁』『月の満ち欠け』などで知られる廣木隆一が務め、湊作品とは『母性』以来の再タッグとなる。

主演は西島秀俊。蝶研究の権威である大学教授・榊史朗を演じる彼が、息子・至（市川染五郎）を含む6人の少年を“人間標本”にしたと告白するところから、物語は幕を開ける。西島と市川が初めて親子役として共演する本作では、愛と狂気が紙一重で交錯する、緊張感に満ちた人間ドラマが展開される。

解禁された予告編は、「人間標本は私の作品です」という西島演じる榊の一言から始まる。六人の美少年の遺体が山中で発見され、世間を震撼させる事件が浮かび上がる。静かに微笑みながら自白する榊の姿に、刑事や周囲の人々が翻弄されていく様子が描かれ、やがて“父の愛”が“狂気の芸術”へと変貌していくさまが映し出される。

中盤では、息子・至の“標本姿”が初めて登場。父の罪を追う刑事との対峙のなかで、史朗の「貴方、やっぱり何も分かってない」という冷笑が印象的に響く。さらに、宮沢りえ、伊東蒼、荒木飛羽、山中柔太朗、黒崎煌代、松本怜生、秋谷郁甫らが演じる登場人物たちの思惑が複雑に絡み合い、衝撃の真実へと迫っていく。

同時に公開されたキービジュアルでは、美術監修を務めた清川あさみによる蝶の刺繍が施された世界観の中に、西島と市川が演じる榊親子の姿が並ぶ。儚さと狂気が交錯する視覚的な美しさが印象的だ。

また、場面写真には、父子の対照的な表情を捉えたショットや、美しくも恐ろしい“標本”のビジュアルなど、作品の耽美な空気が凝縮。湊かなえが10年来温めてきたテーマ【親の子殺し】に正面から挑んだ問題作として、強烈なインパクトを放つ。

▼予告編

■作品情報
タイトル： 『人間標本』
配信開始日： 2025年12月19日（金）よりPrime Videoにて世界独占配信（全5話一挙配信）
出演： 西島秀俊、市川染五郎、伊東蒼、荒木飛羽、山中柔太朗、黒崎煌代、松本怜生、秋谷郁甫、宮沢りえ
原作： 湊かなえ「人間標本」（KADOKAWA）
監督： 廣木隆一
美術監修・アートディレクター： 清川あさみ
主題歌： 「愛情」（ソニー・ミュージックレーベルズ）
製作： Amazon MGMスタジオ

ストーリー：
盛夏の山中で発見された6人の美少年の遺体。自首したのは大学教授で蝶研究の権威・榊史朗。彼が追い求めた「美を永遠に留める」執念は、やがて最愛の息子をも標本に変えてしまう――。複数の視点で語られる事件の真相が、愛と狂気の境界を揺るがす。

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