「ジャンケンのために学校に行きたい!」市原隼人、“おいしい給食愛”あふれる熱弁に会場が笑顔に包まれる!

映画『おいしい給食 炎の修学旅行』の大ヒットを記念して、11月8日(土)に新宿ピカデリーで舞台挨拶が行われた。登壇したのは主演の市原隼人をはじめ、武田玲奈、栄信、小堺一機。さらに、劇中で忍川中学の生徒を演じた子どもたちもサプライズ登場し、市原に寄せ書きをプレゼントするなど、終始温かな笑顔に包まれたイベントとなった。

シリーズ開始から6年を経て、ついに全国で愛される大ヒットシリーズとなった『おいしい給食』。舞台挨拶で全国を回る市原は、観客への感謝を込めてこう語った。「6年前から夢を見させてもらっています。この作品を好いてくださるお客様のお気持ちの賜物です。感謝の気持ちを直接伝えたくて『全国を回らせてください』とお願いしました。温かな言葉や拍手、笑顔をいただき、涙を流してくださるお客様の姿からエンタテインメントの根源、役者の醍醐味、本当にかけがえのない大切なものをいただいています。本当にこれ以上ない感謝を申し上げます」。会場はその真摯な言葉に大きな拍手で応えた。

武田玲奈は「福島の舞台挨拶では地元の消防署長さんまで観てくださっていて、『めちゃくちゃ面白かった』と言ってもらえたのが嬉しかったです!」と笑顔で語り、栄信も「小さい子から大人まで楽しんでいただける作品なので、いろんな方に感想を言ってもらえるのが新鮮です」とコメント。

小堺一機は「道を歩いていると『校長先生!』と声をかけられるのが嬉しい」と微笑み、関根勤から「教頭をやりたい」と言われたという裏話で会場を沸かせた。

イベントでは公式Xから寄せられた質問にも回答。「せんべい汁は本当に熱々だったのか?」という質問に、市原は「熱かったです!」と即答。実際に湯気の立つ状態で撮影していたことを明かし、「気づいたらイスから転げ落ちていて、自分でも何をやってるんだろうと思いました」と笑いを誘った。隣の栄信も「本当に倒れてました(笑)」と証言し、撮影現場の熱気が伝わるトークとなった。

「こんな給食があったら?」という質問では、市原が子どもたちへの想いを語る。「給食メニューじゃないけど、ジャンケンがしたいので、ジャンケン専用のデザートをつくってほしいです。ジャンケンをするために学校に行きたい!『学校ってやっぱり楽しいんだよ』って。そのために学校に行こうよと言いたいです」。この言葉に客席からは温かい笑いと拍手が広がり、“給食を通じて学校の楽しさを伝える”という本作のメッセージがより深く響いた。

イベントの終盤には、忍川中の生徒役を務めた子どもたち22名がサプライズで登場。17歳の誕生日を迎えた生徒のために、市原の音頭で会場全体がバースデーソングを合唱する一幕も。最後に寄せ書きを受け取った市原は満面の笑みでこう語った。「本当は子どもたちが主役だと思っています。みんなが現場に行きたくなるような、芝居が好きになるような環境をつくることを心がけていました。みんなが楽しそうにしている姿が僕の幸せでした。本当にありがとうございます。大事にします!」。

■作品情報
『おいしい給食 炎の修学旅行』
2025年10月24日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開中。
出演:市原隼人、武田玲奈、田澤泰粋、栄信、田中佐季、片桐仁、いとうまい子、赤座美代子、六平直政、高畑淳子、小堺一機
監督:綾部真弥 脚本:永森裕二
主題歌:「君の花~4th session~」(AMG MUSIC)

©2025「おいしい給食」製作委員会