第52回アニー賞長編インディペンデント作品賞ノミネート、第76回カンヌ国際映画祭公式招待、第アヌシー国際アニメーション映画祭2023長編コンペティション部門選出など、世界の映画祭を席巻したフランス発のSFアニメーション映画『マーズ・エクスプレス』。このたび、日本版オリジナル予告編が解禁された。

舞台は23世紀の火星。人間とロボットが共存する社会で、とある女子大生の失踪事件をきっかけに、理想的だった共存関係が崩壊していく――。
予告編では、グスターヴ・ホルストの名曲「惑星」より「火星」をバックに、探偵アリーヌ(人間)と相棒カルロス(アンドロイド)が事件の真相を追う姿が描かれる。ロボットの暴走や脱獄、銃撃戦、爆発など、緻密な映像美で構築された未来社会のディストピアが印象的だ。
タイピング音と共に浮かび上がる「ロボットは人間に危害を加えてはならない」「ロボットは人間に服従しなければならない」などの“ロボット工学三原則”が次々と破られていくシーンは、人間とAIの関係性に新たな問いを突きつける。
監督を務めるのは、本作で長編デビューを果たしたフランスのジェレミー・ペラン。『AKIRA』『攻殻機動隊』『パプリカ』といった日本の伝説的アニメから強い影響を受けたという彼は、「SFとは人類に共通する問いを描くもの。科学的知見に基づいて200年後の世界を描くことで、大人も若者も楽しめる作品を目指した」とコメントしている。
“絶望的に平凡な23世紀の火星”で起きる失踪事件の行方、そして人間とロボットが共存する未来の結末は――。そのすべては劇場で確かめてほしい。
▼予告編
https://youtu.be/Bbac2I_l-Js
■作品情報
タイトル: 『マーズ・エクスプレス』
原題: MARS EXPRESS
監督: ジェレミー・ペラン
声の出演(吹替版): 佐古真弓、安元洋貴、内田夕夜、三瓶由布子
字幕版キャスト: レア・ドリュッケール、マチュー・アマルリック、ダニエル・ンジョ・ロベ、マリー・ブーヴェ
2023/フランス/89分/カラー/ユニビジウム/5.1ch/翻訳:横井和子/映倫:G
提供: トムス・エンタテインメント
配給: ハーク/トムス・エンタテインメント
公開日: 2026年1月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
ストーリー:
西暦2200年、火星。地球での仕事を終え、火星の探偵事務所に戻った私立探偵アリーヌは、「行方不明の大学生の娘を探してほしい」という依頼を受け、アンドロイドの相棒カルロスと共に調査を開始する。やがて二人がたどり着いたのは、腐敗した火星首都ノクティスの裏側、強大な企業の陰謀、そして人間とロボットの共存を揺るがす真実だった――。
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