ジョン・レノンが「ロックンロールに別名を与えるとすれば“チャック・ベリー”だ」と語り、ポール・マッカートニーが「チャックがいなければロックはない」と称えた“ロックの父”チャック・ベリー。彼の生誕100周年を記念して、ドキュメンタリー映画『チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン』が2026年1月16日(金)より角川シネマ有楽町、UPLINK吉祥寺、新宿K’s cinemaほか全国順次公開されることが決定した。

本作は、ベリー本人のインタビューや貴重なライブパフォーマンス映像をはじめ、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ポール・マッカートニー、キース・リチャーズ、ブルース・スプリングスティーン、トム・ペティ、ジェフ・リンら世界的ロック・レジェンドによるカバー演奏で構成される。ナレーションは、『カラーパープル』『リーサル・ウェポン』シリーズなどで知られる名優ダニー・グローヴァーが担当。チャック・ベリーの音楽がいかにしてロックのDNAとなり、世代を超えて影響を与え続けたかを描き出す。

チャック・ベリー（1926-2017）は、ギター主導のビートと物語性のある歌詞を融合し、ロックンロールの原型を築いた先駆者。代表曲『ジョニー・B・グッド』は、NASAのボイジャー探査機に搭載された「ゴールデンレコード」にも収録され、人類文化の象徴として宇宙へと旅立った。また、当時のアメリカ社会において黒人アーティストが白人観客の前で人気を得ることは困難だった時代に、人種の壁を超えて成功を収めた最初のロックンローラーとしても知られる。詩的で風刺的な歌詞、そして卓越した作曲センスで多くのアーティストに影響を与え、1986年にはロックの殿堂入り第1回メンバーの一人として選出された。

映画には、ベリーを偲ぶ世界の著名人たちのメッセージも多数登場する。
「寂しいよチャック、安らかに」（バラク・オバマ）
「大きな光が消えた」（キース・リチャーズ）
「その詩、情熱、そして影響力に感謝」（キース・アーバン）
「あなたの音楽は俺たちの中に永久に刻まれている」（ミック・ジャガー）
「偉大で純粋なロック作曲者」（ブルース・スプリングスティーン）
「俺たち皆の原点」（レニー・クラヴィッツ）
「ロックの父が逝った」（アリス・クーパー）
それぞれの言葉が、チャック・ベリーという存在の偉大さを改めて浮き彫りにする。

同時に公開された日本版メインビジュアルは、ギターを抱え足を開いたベリーの力強い姿を切り取ったもの。赤・黒・白のコントラストが印象的で、生誕100周年を祝う鮮やかなデザインとなっている。

■作品情報
タイトル：『チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン』
出演：チャック・ベリー、キース・リチャーズ、ロバート・クレイ、エリック・クラプトン、ローリング・ストーンズ、ビートルズ、ジミ・ヘンドリックス、リンダ・ロンシュタット、ビリー・キングズレー＆ロッキン・ホース、ブルース・スプリングスティーン、ELO、トム・ペティ＆ザ・ハートブレイカーズ、ポール・マッカートニー
監督：ロン・ワイズナー／チャック・サイモン／リチャード・フース
公開日：2026年1月16日(金)より角川シネマ有楽町、UPLINK吉祥寺にて／1月17日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開
製作年／国：2020年／アメリカ
上映時間：55分
言語：英語（日本語字幕：福永詩乃）
配給：オンリー・ハーツ（35th Anniversary 3）
原題：Chuck Berry: Brown Eyed Handsome Man

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