「本当に怖かったのは…」映画狂・みなみかわが語る“死にかけ体験”と『ラスト・ブレス』の極限世界

9月26日(金)より全国公開となるサバイバル・スリラー『ラスト・ブレス』。公開前夜の25日(木)、都内でトークイベントが開催され、芸人のみなみかわが登壇しました。映画に負けない数々の危険体験を振り返りながら、本作の魅力を熱く語り尽くしました。

みなみかわは冒頭、「こんばんは。和製『ナチュラル・ボーン・キラーズ』こと、みなみかわでございます」とウディ・ハレルソンの代表作を引用して挨拶。「『ラスト・ブレス』の公開前夜のイベントという貴重な機会に私がゲストですみません」と恐縮しつつも、会場を笑わせました。

本作については「めちゃくちゃ面白かった。『ゼロ・グラビティ』が宇宙なら、この作品は深海90m。真っ暗闇で命綱一本に頼る緊迫感がすごい」と絶賛。観客もうなずきながら耳を傾けていました。

司会のジャガモンド斉藤から「潜水士のような過酷な経験は?」と問われたみなみかわは、某番組で挑戦した“息止めチャレンジ”を回想。「筒に水を入れて顔を突っ込むんですが、水圧が強くて眼球にまで圧がかかる。本当に深海のようでキツかった」と語り、観客から驚きの声が上がりました。

さらに「マイナス7度のなか素手で原付に乗る“素手原付チキンレース”では、仲間との絆を強く感じた」と告白。「『あいつらも頑張ってるから、俺もやらんと』と変な友情が生まれた」と、映画に描かれる潜水士たちの団結と重ね合わせました。

さらに「一番命の危険を感じた仕事は?」という質問には、アフリカで巨大なワニを素手で捕らえる現地の人々を目撃したエピソードを披露。「まさにデスゲームの様相でした」と苦笑しつつ、「その後、現地から命からがら帰国したけれど、日本でVTRを流したら大滑りして番組が終わった。そのことが一番怖かった」とオチをつけ、場内を爆笑の渦に包みました。

ウディ・ハレルソンに似ていると言われる理由でのキャスティングについては、「僕はジェイソン・ステイサムのつもりなんですけどね!」と笑いを誘い、「どちらに似ていると言われても光栄です」と語りました。

また、ウディがブラジリアン柔術を習得していることに触れられると、「僕はシステマをやっていますから。呼吸法が大事なんです」と胸を張り、自身の格闘技経験と重ねて見どころをアピールしました。

■作品情報
タイトル:『ラスト・ブレス』
公開日:2025年9月26日(金) 全国公開
出演:ウディ・ハレルソン、シム・リウ、フィン・コール、クリフ・カーティス
監督:アレックス・パーキンソン
脚本:ミッチェル・ラフォーチュン、アレックス・パーキンソン&デヴィッド・ブルックス
原作:ドキュメンタリー『ラスト・ブレス』(メットフィルム)
配給:キノフィルムズ
提供:木下グループ
2025年|米・英|英語|93分|カラー|5.1ch|シネマスコープ|原題:Last Breath|字幕翻訳:大西公子|映倫区分:G

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