カンヌ＆ヴェネツィアを制し、アカデミー賞7度ノミネートを誇る巨匠マイク・リー監督の最新作にして最高傑作と評されるヒューマンドラマ『ハード・トゥルース 母の日に願うこと』が、10月24日(金)より新宿シネマカリテほか全国公開される。このたび、日本版予告編が解禁された。

解禁された予告編は、主人公パンジー（マリアンヌ・ジャン＝バプティスト）がスーパーマーケットでレジ係に悪態をつく衝撃的なシーンから幕を開ける。夫と息子と共に整然とした家に暮らしながらも、日常に喜びを見出せず、周囲へ当たり散らすパンジー。彼女を心配し寄り添う美容師の妹シャンテル（ミシェル・オースティン）との対比が印象的に映し出されている。「なぜ彼女は怒らずにいられないのか？」という問いが胸に突き刺さり、パンジーの心の軌跡を追いたくなる映像に仕上がっている。

本作は現代のロンドンを舞台に、怒りの感情を抱え続ける母親パンジーと、その家族との軋轢を描く。家族とは何か、幸せとは何かを観客に問いかける人生賛歌として世界の映画祭で27受賞・57ノミネートを果たし、批評サイト「ロッテントマト」でも支持率95％を記録。

『秘密と嘘』以来のマイク・リー監督とマリアンヌ・ジャン＝バプティストの再タッグが実現し、圧倒的な演技と即興的な演出手法が人間のリアルを鮮やかに映し出す。

▼日本版予告編

■作品情報
タイトル：『ハード・トゥルース 母の日に願うこと』
公開日：2025年10月24日(金) 新宿シネマカリテほか全国公開
監督・脚本：マイク・リー（『ヴェラ・ドレイク』『秘密と嘘』）
出演：マリアンヌ・ジャン＝バプティスト、ミシェル・オースティン
製作年／国：2024年／イギリス
言語：英語（日本語字幕：岩辺いずみ）
上映時間：97分
配給：スターキャットアルバトロス・フィルム
提供：ニューセレクト

© Untitled 23 / Channel Four Television Corporation / Mediapro Cine S.L.U.