「役者人生においても唯一無二の体験でした。今思い出しても武者震いします」綾野剛が挑むこじらせ男の愛の物語『星と月は天の穴』12月19日公開決定

日本映画界を代表する脚本家であり、名匠・荒井晴彦監督の最新作『星と月は天の穴』が、2025年12月19日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショーされる。主演は綾野剛。荒井監督と『花腐し』(2023)に続いてタッグを組み、過去の傷を抱えながら愛を求め続ける男を体現する。

物語の主人公は、小説家・矢添克二(綾野剛)。結婚生活に失敗し、妻に去られて以来、独身のまま40代を迎えた男だ。心に空いた穴を埋めるように娼婦・千枝子(田中麗奈)と時折体を重ね、過去のトラウマを引きずりながら日々を過ごす。恋愛に臆病な理由は、誰にも知られたくない“秘密”を抱えているからだった。そんな彼の前に現れたのが、大学生の瀬川紀子(咲耶)。画廊での偶然の出会いが、矢添の日常と心を揺さぶり、奇妙な情事へと発展していく。

1969年という日本の激動期を背景に、愛と性、そして孤独を繊細かつ濃密に描く本作。原作は、吉行淳之介の芸術選奨文部大臣賞受賞作「星と月は天の穴」。日本映画の真髄を感じさせる異色のR18作品が誕生した。

【綾野剛 コメント】
「脚本に導かれたその過程は、役者人生においても、唯一無二の体験でした。今思い出しても武者震いします。映画『星と月は天の穴』、どうぞ言葉の心地を召し上がってください。」 

■作品情報
タイトル:『星と月は天の穴』
公開:2025年12月19日(金)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー
キャスト:綾野剛、咲耶、田中麗奈、柄本佑、岬あかり、MINAMO、宮下順子 ほか
脚本・監督:荒井晴彦
原作:吉行淳之介「星と月は天の穴」(講談社文芸文庫)
撮影:川上皓市、新家子美穂
音楽:下田逸郎
主題歌:松井文「いちどだけ」
製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ

©2025「星と月は天の穴」製作委員会