9月12日（金）全国公開の映画『ベートーヴェン捏造』より、主演・山田裕貴と古田新太が共演する新場面写真4点が解禁された。原作は、かげはら史帆による歴史ノンフィクション『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』（河出文庫刊）。19世紀ウィーンで起きた音楽史上最大のスキャンダルを、日本映画界がまさかの実写化する。

今回公開された場面写真では、山田演じる秘書シンドラーと、古田演じるベートーヴェンの“運命の出会い”の瞬間が切り取られている。ボサボサ頭に埃まみれのコート姿で、会話帳を差し出すベートーヴェンの姿は、理想化された肖像画とはかけ離れた印象。さらに、怒りを爆発させテーブルの卵を振りかぶる鬼の形相や、甥・カール（前田旺志郎）との複雑な関係を映す場面も収められている。

甥への過剰な愛情や、弟ヨハン（小澤征悦）、旧友ブロイニング（生瀬勝久）らとの人間模様も垣間見え、56歳でこの世を去ったベートーヴェンが、多くの人々に惜しまれた理由を物語る表情が並ぶ。

耳が聞こえないという難病に打ち克ち、多くの名曲を生み出した“楽聖”ベートーヴェン。しかしその崇高なイメージは、忠実なる秘書シンドラーによる“でっちあげ”だった。ベートーヴェンの死後、真実を隠し聖人像を作り上げたシンドラーだったが、やがて彼の嘘に気付く人々との熾烈な情報戦が幕を開ける――。

■作品情報
タイトル：ベートーヴェン捏造
原作：かげはら史帆『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』（河出文庫刊）
主演：山田裕貴
出演：古田新太、染谷将太、神尾楓珠、前田旺志郎、小澤征悦、生瀬勝久、小手伸也、野間口徹、遠藤憲一 ほか
脚本：バカリズム
監督：関和亮
製作：Amazon MGMスタジオ、松竹
公開日：2025年9月12日（金）全国公開

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