第77回カンヌ国際映画祭にて監督賞を受賞した、ポルトガルの鬼才ミゲル・ゴメス監督による最新作『グランドツアー』が、10月10日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国公開されることが決定。あわせて日本版ポスタービジュアルと予告編、場面写真が一挙解禁された。
本作は、『熱波』『アラビアン・ナイト』などで世界的評価を受けたゴメス監督が、コロナ禍を乗り越えて4年の歳月をかけ完成させた意欲作。文豪サマセット・モームの小説「パーラーの紳士」から着想を得た幻想的な映画の旅が描かれる。
物語の舞台は1918年のビルマ・ラングーン。大英帝国の公務員エドワード(ゴンサロ・ワディントン)と結婚するため、婚約者モリー(クリスティーナ・アルファイアテ)は彼のもとを訪れるが、エドワードはモリーの到着直前に忽然と姿を消してしまう。逃げる男と追う女——アジア各地を舞台に、ロマンティックでコミカル、そしてどこかメランコリックな大旅行が展開される。
ナレーションを担当するのは、J-WAVEの人気番組『TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING』のナビゲーターとしても知られる野村訓市氏。予告編では、「ロマンティックでコミカルでメランコリック。時空を超えた映画の旅へようこそ。」という印象的な語りとともに、幻想的な旅の断片が次々と映し出される。
ポスターには「逃げる男 追う女」というキャッチコピーが添えられ、アジア各国のランドマークとともに、逃避行を繰り広げるエドワードとモリーの姿が印象的に描かれている。
また、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下では本作の公開を記念し、ミゲル・ゴメス監督の初期作『自分に見合った顔』(2004)と『私たちの好きな八月』(2008)を特集上映する「ミゲル・ゴメス アーリーワークス」の開催も決定。8月22日(金)~9月4日(木)までの期間限定での上映となる。
▼予告編
■映画情報
『グランドツアー』
2025年10月10日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国公開
監督:ミゲル・ゴメス
出演:ゴンサロ・ワディントン、クリスティーナ・アルファイアテ、クラウディオ・ダ・シルヴァ、ラン=ケー・トラン
撮影:ルイ・ポサス、サヨムプー・ムックディプローム、グオ・リャン
2024年/ポルトガル・イタリア・フランス・ドイツ・日本・中国/129分/カラー・モノクロ/1.66:1/5.1ch
言語:ポルトガル語、中国語、タイ語、フランス語、ビルマ語、ベトナム語、フィリピン語、日本語
原題:Grand Tour/字幕:齋藤敦子/字幕監修:木下眞穂
後援:ポルトガル大使館
提供:シネマライズ、ミモザフィルムズ
配給:ミモザフィルムズ
© 2024 – Uma Pedra No Sapato – Vivo film – Shellac Sud – Cinéma Defacto