第28回松本清張賞を満場一致で受賞した波木銅の青春小説『万事快調<オール・グリーンズ>』(文春文庫)が、児山隆監督により映画化され、2026年に公開されることが決定。主演には南沙良と出口夏希という今最も注目される若手俳優を迎え、不適切で爽快な青春映画が誕生する。
物語の舞台は、未来が見えない町。ラッパーを夢見るも居場所を失った朴秀美と、スクールカースト上位に属しながらも家庭に問題を抱える矢口美流紅が、自分たちの夢を叶えるために一攫千金を狙い、同好会「オール・グリーンズ」を結成し、禁断の課外活動に乗り出す——。
南沙良は「鬱屈した世界を踏み潰して進もうとする彼女たちは、どうしようもなく愛おしく感じました」と語り、出口夏希も「後先考えずに突っ走る不適切な青春物語。この痛快さと彼女たちの行く末をぜひ感じていただきたい」と本作への思いを寄せている。
監督・脚本・編集を務める児山隆は「超絶スーパーおもしろカッコいい映画が爆誕したんでみんな絶対観てね!!!」とコメントし、自身の青春を詰め込んだ渾身の一作であることを明かした。
主題歌を担当したNIKO NIKO TAN TANのOCHANは「女子高生の諸刃の剣的な青い疾走感と作中の“緑”を重ねて“碧色”をイメージに制作しました」とコメントし、本作への共鳴を語った。
今回解禁された“超ティザー映像”では、南演じる朴秀美と出口演じる矢口美流紅の会話シーンから幕を開け、主題歌「Stranger」(NIKO NIKO TAN TAN)のイントロと共に、「不適切な青春がはじまる」という印象的なテロップが流れる。学園ドラマの枠を超えた、新時代の青春映画の幕開けを感じさせる内容となっている。
▼超ティザー映像
■映画情報
タイトル:『万事快調<オール・グリーンズ>』
原作:波木銅「万事快調<オール・グリーンズ>」(文春文庫)
監督・脚本・編集:児山隆
出演:南沙良、出口夏希
主題歌:NIKO NIKO TAN TAN「Stranger」(ビクターエンタテインメント/Getting Better)
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
公開:2026年
©2026「万事快調」製作委員会