カンヌと上海で絶賛された新たな才能、団塚唯我監督の長編デビュー作『見はらし世代』ティザービジュアル&特報映像解禁!

2023年度後期のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で鮮烈な俳優デビューを果たした黒崎煌代が初主演を務める映画『見はらし世代』が、2025年10月10日(金)より全国公開されることが決定。劇場公開に先駆けて、ティザービジュアルと特報映像が解禁された。

本作は、今年5月に開催された第78回カンヌ国際映画祭「監督週間」において、日本人監督として史上最年少で選出された注目作。メガホンを取るのは、短編『遠くへいきたいわ』(ndjc2021)で高く評価された団塚唯我監督。本作では自身がオリジナル脚本も手がけており、長編初監督作にして国際的な注目を集める快挙を達成した。

物語の舞台は再開発が進む東京・渋谷。若き青年・蓮、結婚を控える姉・恵美、そして母の死を機に距離を置いていた父・初。三人が再び家族として向き合おうとする一夜を、都市の変化と重ねながら繊細かつ鮮烈に描く。家族の再構築と都市の風景が静かに交差する、新たなスタイルの日本映画がここに誕生した。

主人公・蓮を演じるのは、映画『さよなら ほやマン』での演技が高く評価され日本批評家大賞新人賞を受賞した黒崎煌代。彼は「私のキャリアを最初から近くで見ていてくれた団塚監督だからこそ100%の信頼をもって撮影に臨むことができました」と語り、信頼を寄せる監督とのタッグで本作に挑んでいる。

共演には、父・初役に遠藤憲一、母・由美子役に井川遥、姉・恵美役には木竜麻生と実力派が揃う。さらに菊池亜希子、中村蒼、中山慎悟、吉岡睦雄らが脇を固める。

今回解禁されたティザービジュアルでは、黒崎煌代演じる蓮の強い眼差しが印象的に映し出され、「―――2025年、未明 家族、東京、あたらしい景色」というコピーとともに、変わりゆく都市の中で自らの道を見つめる蓮の姿が描かれている。

あわせて解禁された特報映像は、「メトロポリタン、大都市」というセリフとともに高層ビル群の工事現場から始まる印象的な導入で幕を開ける。黒崎、遠藤、井川、木竜ら4人の家族が奏でる感情の機微を、一度聴いたら忘れられないメロディが彩り、ラストは渋谷駅を俯瞰するショットで締めくくられる。都市の変貌と家族の距離感が美しく交差する構成となっている。

▼特報映像

■作品情報
タイトル: 見はらし世代
公開日: 2025年10月10日(金)
出演: 黒崎煌代、遠藤憲一、井川遥、木竜麻生、菊池亜希子、中村蒼 ほか
監督・脚本: 団塚唯我
配給: シグロ
配給協力: インターフィルム、レプロエンタテインメント
上映館: Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国公開予定

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