竹野内豊「一緒に艦長にしてもらった」豪華キャストが集結!『雪風 YUKIKAZE』完成披露上映会レポート

2025年8月15日(金)より全国公開される映画『雪風 YUKIKAZE』の完成披露上映会が、7月9日(水)にTOHOシネマズ日比谷で開催され、主演の竹野内豊をはじめ、玉木宏、奥平大兼、田中麗奈ら豪華キャスト陣が登壇。艦上での命を懸けた男たちの絆と、それを支える家族の想いを描いた本作に込めた熱いメッセージが次々と語られ、会場は感動に包まれた。

主人公・寺澤一利艦長を演じた竹野内豊は、「自国を守るため最前線に出ていく駆逐艦の艦長という重責をどう演じるか、答えのないまま撮影に入りました。でも素晴らしい共演者たちに支えられ、いつの間にか艦長にしていただいたような気持ちです」と語り、共演者への感謝をにじませた。

先任伍長・早瀬幸平を演じた玉木宏は「艦を知り尽くした男として、現場をまとめる意識で演じました」とコメント。竹野内との初共演については「優しさと茶目っ気が同居した素敵な先輩」と語り、竹野内も「風格があり、現場でも本当にリーダーとして頼れる存在だった」と相互の信頼関係を明かした。

若き水雷員・井上壮太を演じた奥平は「井上は若くして艦に乗り込んだ兵士。観客と同じ視点に近いキャラクターなので、それを意識して演じました」と語り、初の戦争映画出演に込めた想いを明かした。

艦長の妻・志津を演じた田中は「夫を待つ女性の気持ちを大切に、穏やかに過ごす日常を大事に演じました。竹野内さんの柔らかなオーラに緊張も和らぎました」と、初共演の印象も交えながら語った。

砲術長・有馬役の藤本隆宏は「“戦争を二度と起こしてはいけない”という強い気持ちを込めて演じました」と力強く語り、三浦誠己(航海長・中川役)は「この映画をきっかけに戦争について語り合う機会になれば」と願いを込めた。

山内圭哉(水雷長・佐々木役)は「艦長によって艦の空気が変わるという自衛隊員の言葉がヒントになった」と撮影秘話を披露し、川口貴弘(機関長・藤井役)は「限られた情報で部下を家族のもとへ返す信念を持って演じた」と語った。

中林大樹(主計長・佐藤役)は「戦地での手紙や食事の時間の尊さを大切に演じた」と振り返り、田中美央(大和艦長・有賀役)は「中井貴一さんとの共演で、想像以上の清々しい空気が生まれた」と感慨を述べた。

脚本を手掛けた長谷川康夫は「全スタッフの代表として今日ここに立ちました。何年もかけて作り上げてきた作品です」と語り、初監督を務めた山田敏久監督は「一日一日、心を込めて撮影しました。今日この日を迎えられて感無量です」と感謝の言葉を口にした。

「この映画を観て、“歴史の一ページ”では済ませてはならないと感じていただければ」と語った竹野内。「当時を生きた人々の心情に寄り添いながら、観客にもその想いが伝わることを心から願っています」と、舞台挨拶を締めくくった。

■映画『雪風 YUKIKAZE』作品情報
公開日:2025年8月15日(金)全国公開
出演:竹野内豊、玉木宏、奥平大兼、當真あみ、藤本隆宏、三浦誠己、山内圭哉、川口貴弘、中林大樹、田中美央、田中麗奈、益岡徹、石丸幹二、中井貴一
主題歌:「手紙」Uru(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
監督:山田敏久 脚本:長谷川康夫
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/バンダイナムコフィルムワークス

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