6月13日に公開された映画『フロントライン』が、観客動員74万人・興行収入10億円を突破する大ヒットを記録中。これを記念して、6月28日(土)大阪ステーションシティシネマにて、主演の小栗旬、共演の窪塚洋介、そして脚本・プロデューサーの増本淳が登壇する舞台挨拶が開催された。
上映後に登場した3人を迎えた客席からは、大きな拍手が。DMATの指揮官・結城英晴を演じた小栗は、「『この作品に勇気をもらった』という声をいろんなところでいただいています。“結城”だからかな?(笑)」と会場を和ませる冗談を交えて挨拶。窪塚は、「この映画のすごいところは、観ている間に自分も登場人物の一人だと気付けるところ。自分自身もこんな風に映画を観たことはなかった」と、観客との新しい映画体験を語った。
Q&Aコーナーでは、SNSから寄せられた質問にキャストが率直に回答。「心が震えた演技シーンは?」という質問に、小栗は池松壮亮が演じる真田の「コーヒー一気飲みシーン」と回答。実はアドリブで構成された場面だったと明かされ、窪塚も「キャストだけじゃなくエキストラ含め、みんなが本当に良かった」と作品の総力戦を称えた。
また「また共演するとしたら?」の問いに、小栗は「DMATの話は他でもできると思った。また“結城”をやりたいです!」と続編に前向きな発言。増本プロデューサーが「本当ですか!?」と驚き、会場からも拍手が湧いた。
最後に「医療従事者を目指している学生からの質問」では、小栗が「人としてどうあるべきかを自分も考えた。相手へのリスペクトがあれば関係性も良くなる」と真摯に回答。窪塚も「コロナ禍で失ったものを前向きに変える力がこの映画にはある」と力強い言葉を観客に届けた。
舞台挨拶の締めくくりには、小栗が「この作品で窪塚洋介と共演できて本当に嬉しかった」と語り、窪塚も「俺もだよ!」と笑顔で応じると、会場は温かな拍手に包まれた。
■映画『フロントライン』作品情報
2020年2月、横浜港に入港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。その船内で起きた新型コロナウイルスの集団感染を背景に、医療最前線で戦った災害派遣医療チーム〈DMAT〉の姿を描く、日本初のオリジナル脚本によるパンデミック映画。
出演:小栗旬、松坂桃李、池松壮亮、森七菜、桜井ユキ、美村里江、吹越満、光石研、滝藤賢一、窪塚洋介
企画・脚本・プロデュース:増本淳
監督:関根光才
公開日:2025年6月13日(金)より全国公開
配給:ワーナー・ブラザース映画
© 2025「フロントライン」製作委員会