シリーズ最新3作目『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』(9月27日公開)の撮影現場に密着したドキュメンタリー映画『ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ』が、10月4日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルが披露された。
2021年7月、超低予算のアクション映画『ベイビーわるきゅーれ』は公開されるやいなや、日本のアクション界に衝撃を巻き起こした。脱力系殺し屋コンビ、ちさととまひろの日常を、ゆるゆるトークとソリッドなアクションの合せ技で描き出し、若き俊英、阪元裕吾監督の卓越したセンスと、白熱のスタントのハイクオリティを見せつけた。
日本のアクションの最高峰にして最前線と呼ぶべき「ベビわる」の舞台裏が、ついにドキュメンタリー映画となる。宮崎県でロケを敢行した『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の制作現場に完全密着。ジョン・ウーとのコラボでも知られるアクション監督、園村健介の怒涛のアクションがいかにして生まれるのかをつまびらかに明かすだけでなく、現場に襲いかかるトラブルの数々、体力と精神力のギリギリまで追い詰められる出演者たち、予想外の事態に妥協を迫られる阪元監督らの苦悩など、決して順風満帆とはいかない映画作りの生々しい現場のリアルが映し出される。
従来のメイキングドキュメンタリーと一線を画すのは、“スタント”という人間と人間のぶつかり合いを、アスリートの闘いを観察するかのように克明に記録していること。史上最強の敵、冬村かえでを怪演した池松壮亮と、ちさととまひろの死闘シーンの撮影の模様では、演技とスタントが渾然一体となり、技と技とがせめぎあう緊張感に息を呑む。
■高橋明大(監督・撮影・編集) コメント
撮影現場を少し遠巻きに眺めながら、そのとき、そこにあったものを一つでも多く映像に収めようと腐心しました。まるで新しいダンスのステップのような、ある種のスポーツの体さばきのような、敬虔な祈りのような、演者の身体と心の躍動を目と耳で追いながら、音楽になる手前の、音の羅列のようなドキュメンタリーが作れたらな、と思っていました。これは、「ベイビーわるきゅーれ」シリーズ最高峰のアクションに挑んだ、プロフェッショナルたちの記録です。強さも、弱さも、たくさんの美しいものが映っていると思います。『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』本編と合わせて、どうぞご覧ください。
『ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ』
2024年10月4日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開
監督・撮影・編集:高橋
出演:髙石あかり 伊澤彩織 池松壮亮 前田敦子 大谷主水 カルマ 水石亜飛夢 中井友望 阪元裕吾 園村健介 鈴木祐介
配給:渋谷プロダクション
Ⓒ2024「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」製作委員会