「ナチス、戦争、神話、文学……アンゼルムは傷ついた世界を創造する」『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』予告編

戦後ドイツ最大の芸術家アンゼルム・キーファーのすべてを、名匠ヴィム・ヴェンダース監督が描くドキュメンタリー『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』が、6月21日より公開される。このほど、予告編が披露された。

本作は、戦後ドイツを代表する芸術家であり、ドイツの暗黒の歴史を主題とした作品群で知られるアンゼルム・キーファーの生涯と、その現在を追ったドキュメンタリー。監督は、『PERFECT DAYS』で第76回カンヌ国際映画祭主演俳優賞(役所広司)を受賞し、第96回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされたことも記憶に新しい、ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース。『パリ、テキサス』、『ベルリン・天使の詩』、『ミリオンダラー・ホテル』などの劇映画だけでなく、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』、『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』、『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』などドキュメンタリーも手掛け、世界各国から高い評価を受けてる。

予告編では、広大なアトリエの床に寝そべる、上半身が裸のアンゼルム・キーファーの自由奔放な姿に始まり、その代名詞とも言える巨大な芸術品を作りだす秘密に迫る。「ナチス、戦争、神話、文学……アンゼルムは傷ついた世界を創造する」というナレーションに重なるように、その歴史的背景を感じずにはいられない立体的な作品が私たちの眼前に迫ってくる。ヴィム・ヴェンダース監督が2年の月日をかけて映像化した、アンゼルムの芸術作品の全貌が“圧倒的没入感”で立ち現れ、「まだ高みに到達していない。私は止まらないんだ」と、進化を止めようとしないアンゼルムの声が静かにそして高らかに響く予告編となっている。

新たに公開された場面写真は、アンゼルムのインタビューカットや、ナチス式の敬礼をする自身の姿を撮影したシリーズ「占領」の1枚の他、アンゼルムの幼少期を演じるヴェンダースの孫甥アントン・ヴェンダースや青年期を演じる、アンゼルム息子のダニエル・キーファーのカットも追加された。また、巨大な作品の前に佇む、アンゼルムとヴェンダース監督のスチール写真も。

『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』
2024年6月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国順次公開
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:アンゼルム・キーファー ダニエル・キーファー アントン・ヴェンダース
配給:アンプラグド

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