FBIが「テロを助長する」と警告!環境アクティビストたちの命懸けの石油パイプライン爆破『HOW TO BLOW UP』6月公開!

環境アクティビストたちの命懸けの石油パイプライン爆破を描き、FBIが「テロを助長する」と警告した注目作「How to Blow Up a Pipeline(原題)」が、邦題『HOW TO BLOW UP』として、6月14日より公開されることが決定した。併せて、特報映像が披露された。

本作は、『パラサイト 半地下の家族』、『燃ゆる女の肖像』、『TITANE/チタン』、『落下の解剖学』など、2017年設立以降、奇抜で野心的な映画を次々と配給する新進気鋭の映画スタジオNEONが北米で配給。ダニエル・シャイナートやエドガー・ライト、デヴィッド・ロウリー、レイン・アレン・ミラーなどの新しい才能が年間ベストに挙げながらも、FBIが環境テロ行為を助長すると警告を出すなど、賛否両論を巻き起こした。

原作は、スウェーデンの気候変動学者アンドレアス・マルムが2021年に著したノンフィクション『パイプライン爆破法 燃える地球でいかに闘うか』。反奴隷制運動からサフラジェット、公民権運動、南アフリカのアパルトヘイトとの闘い、あるいはガンジーのイギリス帝国軍への献身に至るまで、革命は非暴力を重んじる戦略的平和主義や市民的不服従よりも、「サボタージュ(財物を破壊する活動)」や「暴力的な直接行動」が成功をもたらしてきたことを論じたこの本は、美術館での抗議活動を展開するジャスト・ストップ・オイルのムーブメントとも結びつきながら、大きな波紋を呼んでいる。本作は原作のエッセンスを残しながらも、それを物語の形に大胆に改変。公開されるや否や、「危険分子が映画に着想を得て、爆発物やその他破壊装置で石油ガスインフラを狙う可能性がある」とFBIが警告し、内部文書が警察、政府、その他インフラを反故する関連各所にも配布されるなど波紋を呼んでいる。

監督を務めるのは、気候科学者の両親を持ち、気候変動についてのドキュメンタリーからキャリアをスタートさせたダニエル・ゴールドハーバー。原作を読んだ執筆パートナーのジョーダン・ショールからアイデアが持ち込まれ、その大胆なマニフェストを手がかりに、主演を務めるアリエラ・ベアラーと共同で脚本を執筆。環境問題の緊急性を鑑み、構想からわずか19ヶ月でスクリーンに命を吹き込んだ。キャストには『マーベル ランナウェイズ』で社会活動家のGert Yorkesを演じたアリエラ・ベアラー、カンヌ映画祭でグランプリを受賞した『アメリカン・ハニー」』で主演を演じたサッシャ・レイン、『ユーフォリア』『ホワイト・ロータス』『YOU』などに出演する人気俳優ルーカス・ゲイジ、『アイム・スティル・ア・バージン』『アシスタント』のクリスティン・フロセス 、『レヴェナント:蘇えりし者』でレオナルド・ディカプリオの息子を演じたフォレスト・グッドラックなど新しい才能が集結した。

特報映像は、アメリカのレーベル“Deathbomb Arc”からデビューし、二度のヨーロッパツアーを成功させるなど世界的にも注目を集めているアーティストDos Monosの、完全未発表音源を使用した異色のもの。渋谷カルチャーに新しい波を起こす映画コミュニティー「渋谷電影 SHIBUYA CINEMA CLUB」が制作した映像は、『トレインスポッティング』『mid90s ミッドナインティーズ』など90年代のカウンターカルチャームービーを彷彿とさせる疾走感で、若者の怒りを描き出した。

場面写真は、環境破壊に人生を狂わされた若い世代の男女が集結し、石油パイプライン破壊に向けて動き出す様子が映し出されている。若者特有の衝動や疾走感溢れる場面写真となっている。

『HOW TO BLOW UP』
2024年6月14日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、池袋HUMAXシネマズ、シネマート新宿ほか全国ロードショー
監督:ダニエル・ゴールドハーバー
出演:アリエラ・ベアラー サッシャ・レイン ルーカス・ゲイジ クリスティン・フロセス フォレスト・グッドラック
配給:SUNDAE

【ストーリー】 環境破壊に人生を狂わされたZ世代の環境活動家たちが、石油パイプラインを破壊する大胆な作戦を実行する。やがて過激な決意が、友人、恋人、苦難に満ちた物語を持つ仲間たちを巻き込みながら暴力の象徴(=パイプライン)を爆破するという大胆なミッションへと結びついていく。若い世代のエネルギーは、予期せぬ混乱を招きながら、爆発的フィナーレへと疾走する。

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