性暴力やDV、ハラスメント被害を受けた女性たちの真摯な姿勢と誠実な心の叫び『ブルーイマジン』3月公開!

性暴力やDV、ハラスメント被害者のトラウマに寄り添い、救済するためのシェアハウス「ブルーイマジン」を舞台に、心に深い傷を負った女性たちの信念と連帯と葛藤のドラマを描いた青春群像劇『ブルーイマジン』が、3月16日より公開されることが決定した。

本作は、“黙ってちゃだめだ。声を届けられるなら、どんなかたちでも届けたい”そんな信念を胸に、これまで抑圧されてきた女性たちが共に連帯し、勇気をふりしぼって声をあげようと葛藤する物語が展開する。

彼女たちの真摯な姿勢と誠実な心の叫びは、多くの人々の心を揺さぶり、やがて主人公たちは自分自身の本当の生き方や居場所を見つけ出していく。閉鎖的で偏狭な日本社会をシニカルに捉え、時にブラックユーモアも交えながら、傷みを抱えた女性たちが、かすかな希望と青く澄んだ一縷の光を取り戻していくまでの姿を、透明感あふれる鮮やかな映像美で描き出している。

公開された場面写真は、山口まゆ演じる主人公・乃愛、川床明日香演じる佳代、そして新谷ゆづみ演じる凛が性被害に落ち込むだけでなく、対峙していく覚悟を決めたものや、性被害やDVなど女性の駆け込み寺として機能するシェアハウス「ブルーイマジン」で助け合いながらも、寄り添い、団結していく姿をとらえたものなど、悩みながらも前を向いていこうとする姿が如実に映し出されている。さらに、乃愛の兄で人権派弁護士役の俊太を演じる細田善彦にやっとの思いで性被害について打ち明けるシーンや、北村優衣演じる友梨奈が思い詰めた表情を浮かべ思い悩み歌声を披露するシーンなど目が離せないシーンが盛りだくさんとなっている。

『ブルーイマジン』
2024年3月16日(土) 新宿K’s cinema他全国順次公開
監督:松林麗
出演:山口まゆ 川床明日香 北村優衣 新谷ゆづみ 松林うらら イアナ・ベルナルデス 日高七海 林裕太 松浦祐也 カトウシンスケ 品田誠 仲野佳奈 武内おと 飯島珠奈 宮永梨愛 渡辺紘文 ステファニー・アリアン 細田善彦
配給:コバルトピクチャーズ

【ストーリー】 「なんであのとき、ちゃんと言えなかったんだろう……」俳優志望の斉藤乃愛(のえる=山口まゆ)は、かつて映画監督から受けた性暴力の被害者だったが、過去の自分のトラウマを誰にも話せずにいた。乃愛は、性暴力やDV、ハラスメント被害を受けた女性たちを救済するためのシェアハウス「ブルーイマジン」に入居する。巣鴨三千代(松林うらら)が相談役を務める「ブルーイマジン」は、住人たちの皆が心の傷みを知っている場所だった。乃愛は、親友の佳代(川床明日香)、俳優志望の凛(新谷ゆづみ)、兄で人権派弁護士の俊太(細田善彦)、フィリピンからやってきたジェシカ(イアナ・ベルナルデス)ら、「ブルーイマジン」に集う個性あふれる面々との交流を通じて、初めて自分自身の心の傷と向き合えるようになっていく。やがて乃愛は、「ブルーイマジン」の人々との連帯を深め、さまざまな葛藤を積み重ねながら、勇気をふりしぼって“声をあげるための行動”を起こす決意をする。一方そのころ、佳代と音楽ユニットを組んでいる「ブルーイマジン」の住人・友梨奈(北村優衣)はある晩、自らの葛藤を込めた自作の歌詞を、ひとり口ずさむのだった。彼女たちにかすかな希望の灯りがともる未来は、やってくるのだろうか…?

©“Blue Imagine” Film Partners