恐怖と贖罪の輪廻が渦巻く、韓国ミステリー・ホラー『震える家族』が、11月10日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルが披露された。
長男を亡くした夫妻は、残された3人の子供たちと暮らしていた。そして、新たに養子として少年を迎え入れる。家族が揃い、団らんの時を切り裂く言葉。「あそこにいるのは誰?」少年が指を差す先には、何も見えなかった…。
ASIAN MOVIE PULSEにおいて2022年のアジア発ホラー映画ベスト10に『呪詛』『呪餐 悪魔の奴隷』等と共にピックアップされ、独立系映画ながら、韓国での公開時にはベスト10に迫る勢いを見せたミステリー・ホラー。
長男の死を悔やむヒョヌを演じるのは、『チェイサー』『奴隷の島、消えた人々』のパク・ヒョジュ。その夫ソクホ役に『新感染半島 ファイナル・ステージ』のキム・ミンジェ。アジア映画を紹介するヨーロッパ最大規模の映画祭、イタリアのウーディネ極東映画祭のコンペティション部門に招待され、観客を恐怖の渦に巻き込んだ。
予告編は、死んだはずの長男の姿、その出現によって狂っていく家族が描かれ、まさに観る者を震え上がらせる内容となっている。
ポスタービジュアルは、池の水面の揺れによって歪む兄弟たちの顔が不気味な雰囲気を醸し出している。さらに、その側に“いるはずのない子供”の姿が映り込み、「あの子は、死んだはず―。」というキャッチコピーが配され、恐怖と謎が深まるビジュアルになっている。
『震える家族』
2023年11月10日(金)より、シネマート新宿・心斎橋にて公開
監督:キム・ジニョン
出演:パク・ヒョジュ キム・ミンジェ チャ・ソヌ
配給:「震える家族」上映委員会
【ストーリー】 牧師のソクホと妻のヒョヌは、教会で3人の子供たちと暮らしていた。夫妻にはもうひとりハンビョルという息子がいたが、池に落ちて溺れ死ぬという不慮の事故で亡くなっていた。そして、その哀しみから逃れるかのように、新たにイサクという少年を養子として迎え入れることにする。施設からイサクを連れて家に戻るが、3人の子供たちは全く打ち解けなかった。イサクは病によって視力が低下しているのだが、時折誰かの姿が見えるとつぶやく。ソクホやヒョヌ、そして子供たちは何かに怯えるようにその方向に目を向けるが、そこには何も見えなかった…。
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