「夢をかなえる時がきた」少年がファッションデザイナーとなり、自らの人生を舞台化!『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』予告編

フランスの世界的ファッションデザイナー、ジャンポール・ゴルチエの自伝的ミュージカル「ファッション・フリーク・ショー」の舞台裏を追ったドキュメンタリー映画『Jean Paul Gaultier:Freak & Chic(原題)』が、邦題を『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』として9月29日より公開されることが決定。併せて、日本版の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

ジャンポール・ゴルチエは、マドンナの「コーンブラ」を手掛けたデザイナーとして知られ、映画衣装の分野でもピーター・グリーナウェイ監督の『コックと泥棒、その妻と愛人』(89)を始め、リュック・ベッソン監督の『フィフス・エレメント』(97)、ペドロ・アルモドバル監督の『キカ』(93)や『私が、生きる肌』(11)など、多くのキャリアを持つ世界的ファッションデザイナーだ。

予告編は、「子どもの頃の夢はショー(を創り上げること)だった。夢をかなえる時がきた」というゴルチエのセリフから始まる。煌びやかなショーの世界に憧れた少年は、やがて世界的なファッションデザイナーとなり、そのキャリアの集大成として自らの人生を舞台化することになった。実際にパリコレを飾ったオートクチュールを纏うダンサーたちの姿や、本番に至るまでの壮絶なレッスン、ゴルチエのデザイン画を元に繊細かつ緻密にドレスを創り上げていく衣装スタッフ、また、本番ぎりぎりまで修正を重ね、一切の妥協を許さないゴルチエの姿など、ステージの裏側で渦巻く創造の喧騒が映し出されていく。

また、本作はミュージカルで表現されたゴルチエの半生が、本人の口から改めて語られる貴重な映像資料でもある。「ファッション・フリーク・ショー」を未見のユーザーも、彼の比類なき創造性と仕事術、そして周囲を気遣う人間性を知ることができる作りとなっている。特にファッション業界に携わる者は必見だ。

ポスタービジュアルは、「ゴルチエの本当の物語を知りたい?」というキャッチに加え、彼の代名詞ともいうべきマリンボーダーが印象的なデザイン。ゴルチエを囲むように散りばめられているのは、彼の人生を彩ってきたアイテムや人物たち。まさに、ゴルチエの人生を体現するかのようなビジュアルとなった。

『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』
2023年9月29日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、新宿シネマカリテほか全国順次公開
監督:ヤン・レノレ
出演:ジャンポール・ゴルチエ マドンナ カトリーヌ・ドヌーヴ ロッシ・デ・パルマ ナイル・ロジャース マリオン・コティヤール
配給:キノフィルムズ

【作品概要】 奇想天外&ファンタスティックなデザインで有名なクチュリエ(男性デザイナー)、ジャンポール・ゴルチエ。ファッションシーンで旋風を巻き起こしてきた彼が今回挑むのは、ミュージカル「ファッション・フリーク・ショー」だ。自身のコレクションと2足の草鞋を履いて創り上げるショーの舞台裏はトラブルの連続だった。衣装合わせ、初のリハーサル、ダンサーの故障、演出のいざこざなどアクシデントに見舞われるゴルチエとそのチーム。制作が進むにつれて明かされるゴルチエの真実。愛するテディベアや親愛なるマリーおばあちゃん、唯一無二の恋人フランシス、1976年初のファッションショーの評価……本当のゴルチエが紐解かれる。マドンナ、ロッシ・デ・パルマ、カトリーヌ・ドヌーヴらゴルチエのミューズもカメオ出演。ファッション界の女帝アナ・ウィンターもなんと登場。1970、80年代を彩ったヒットナンバー、豪華絢爛なオートクチュール、トップデザイナーが見せる仕事へのこだわりが詰まった制作秘話をドキュメント。果たして無事初日を迎えられるのか?

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