「私たちが抱えている欲望は、あって良いものだと思いたい」稲垣吾郎×新垣結衣『正欲』11月公開

朝井リョウが作家生活10周年で書き上げた渾身の一作を、岸善幸監督が、出演に稲垣吾郎、新垣結衣を迎え映画化する『正欲』の公開日が11月10日に決定。併せて、特報映像&ティザービジュアルがお披露目となり、7名の追加キャストが発表された。

本作は、家庭環境、性的指向、容姿、様々に異なった“選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的なストーリー。

ティザービジュアルでは、『正欲』というタイトルが大きく示されており、「(ab)normal desire」という映画『正欲』の英題がパッションピンク色の手書き風文字で強調されている。あえて( )でくくられた「ab」が意味するものとはなんなのか、気になるつくりだ。

特報映像でも、本作のタイトルが大きく強調されている。「正」という文字が最初に示された後、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香それぞれの表情が大きく映し出されていく。「欲」という文字が次に示されると、「それでも私が、私たちが抱えている欲望は、あって良いものだと思いたい」という新垣結衣が演じる桐生夏月(きりゅう・なつき)の台詞とともに、再度キャストの表情が次々と映される。切迫感、安堵、疑問、不安……それぞれの役柄が心に秘めた想いを感じさせる。傑作か、問題作か。『正欲』というタイトルの意味とは?観る者の想像を刺激する。

稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香に加え、今回、総勢7名の出演情報が公開された。

寺井由美(てらい・ゆみ)役:山田真歩
不登校になった息子との距離を掴めずにいる啓喜(稲垣吾郎)に対し、徐々に気持ちが離れていく妻。テレビドラマ「ナイルパーチの女子会」(21/TX)、「あなたの番です」(19/NTV)など出演作が続く山田真歩が演じる。

越川秀己(こしかわ・ひでき):宇野祥平
啓喜とともに検察庁に勤める事務官。2020年、『罪の声』(土井裕泰監督)で数々の映画賞に輝いた名バイプレイヤー宇野祥平が演じる。

西山修(にしやま・しゅう):渡辺大知
夏月(新垣結衣)と佳道(磯村勇斗)の中学の同級生 。 演じるのは、ロックバンド「黒猫チェルシー」(現在は活動休止中)のボーカルとして活躍しながら、俳優デビューを果たした『色即ぜねれいしょん』( 09田口トモロヲ監督)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、その後も 出演作が後を絶たない渡辺大知。

那須沙保里(なす・さおり):徳永えり
夏月と同じ商業施設で働き、夏月を気に掛ける妊婦の女性。連続ドラマ初主演となった「恋のツキ」(テレビ東京)で大きく注目された徳永えりが演じる。

矢田部陽平(やたべ・ようへい):岩瀬亮
ある日をきっかけに、佳道と大也(佐藤寛太)と秘密を共有するようになる小学校の非常勤講師。演じるのは、舞台、映画、テレビドラマ、と各メディアで活躍する俳優・岩瀬亮。

高見優芽(たかみ・ゆめ):坂東希
大也の所属するダンスサークルのリーダーとして、サークルのみならず大学内でも信頼を得ている。演じるのは、Flower・E-girls として活動後、女優として活動の幅を広げている坂東希。

夏月と佳道の中学時代の担任教師:山本浩司
中学時代、夏月と佳道の担任をしていた教師。現在放送中の連続ドラマ小説「らんまん」のほか、出演作が続く山本浩司が演じる。

『正欲』
2023年11月10日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
原作:朝井リョウ『正欲』(新潮社刊)
監督:岸善幸
脚本:港岳彦
出演:稲垣吾郎 新垣結衣 磯村勇斗 佐藤寛太 東野絢香 山田真歩 宇野祥平 渡辺大知 徳永えり 岩瀬亮 坂東希 山本浩司
配給:ビターズ・エンド

【ストーリー】 歩き慣れたこの世界は、どう見えるのかな。不登校の息子が世間から断絶されることを恐れる検事の啓喜。ひとつの秘密を抱え、自ら世間との断絶を望む寝具販売員の夏月。夏月の中学の同級生で、夏月と秘密を共有する佳道。心を誰にも開かずに日々を過ごす大学生・大也。自分の気持ちに戸惑いながらも心に従おうと邁進する、大也と同じ大学に通う八重子。無関係に見えたそれぞれの人生が、ある事件をきっかけに交差する。

© 2021 朝井リョウ/新潮社 © 2023「正欲」製作委員会