エマ・ワトソン主演の映画『ブリングリング』を手掛けたソフィア・コッポラ監督が、同作の公開から10年を迎えたことを記念してメッセージをインスタグラムに投稿した。
▼タイッサ・ファーミガ(左)、エマ・ワトソン(右) ソフィア・コッポラのインスタグラム(sofiacoppola)より ※以下写真すべて
2013年に公開されたクライム映画『ブリングリング』の公開から10年。6月29日、監督を務めたソフィアは映画の公開10周年を記念して、主演のエマ・ワトソンらキャストやスタッフたちの懐かしいメイキング写真をシェアした。
公開された写真は、ネオンイエローのTシャツを着たエマがカチンコを持ち、ブルーのドレス姿のタイッサ・ファーミガと一緒にソファに座っている2ショット。さらに、映画にカメオ出演したシルバーのミニドレス姿のパリス・ヒルトン、「パリス」と書かれたピンクのサーフボードを持ってポーズをきめた黒いタンクトップ姿のクレア・ジュリアンの写真もアップされた。
ソフィアはキャプションに「10年前!この映画の素晴らしいチーム、そして私たちに自宅を快く開放してくれたパリス・ヒルトンに感謝します!」とメッセージ。コメント欄では、撮影に協力したパリスが「最高の映画だった!」とリアクションしている。
▼パリス・ヒルトン(中央)
▼クレア・ジュリアン
本作は、2008年から2009年にかけてロサンゼルスの高級住宅地でティーンの若者たちが起こした実際の事件を映画化。ハリウッドスターたちが暮らすロサンゼルス郊外のカラバサスを舞台に、華やかな生活に憧れるニッキー(エマ・ワトソン)ら10代のグループが、セレブの豪邸に侵入して盗みを繰り返し、犯行を次第にエスカレートさせていく。事件の被害者の一人であるパリスが本人役でカメオ出演し、自宅を撮影地として提供した。
▼『ブリングリング』の米国版予告編
今年で監督デビュー25周年を迎えるソフィアは、『ブリングリング』を設立当初にリリースした映画会社A24と再タッグを組む新作映画『プリシラ(原題)』の公開が控えている。
本作は、伝説的なシンガーのエルヴィス・プレスリーの元妻であるプリシラ・プレスリーの視点から、2人の交際と結婚生活の知られざる一面を描く伝記映画。プリシラを演じるのは『パシフィック・リム:アップライジング』、『ビリーブ 未来への大逆転』などに出演したケイリー・スピーニー。エルヴィスを『キスから始まるものがたり』、「ユーフォリア/EUPHORIA」のジェイコブ・エロルディが演じる。『プリシラ』は2023年10月に米国公開予定だ。
▼『プリシラ(原題)』の米国版予告編
現在52歳のソフィアは、父で映画監督のフランシス・フォード・コッポラの映画『ゴッドファーザー』シリーズ(1972、1974、1990)の出演を経て、1998年に短編映画『リック・ザ・スター』で映画監督デビューを果たし、1999年に『ヴァージン・スーサイズ』で長編監督デビュー。これまでに『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)、『マリー・アントワネット』(2006)、『SOMEWHERE』(2010)、『ブリングリング』(2013)などの話題作を手掛け、最近は『オン・ザ・ロック』(2020)などでメガホンをとった。