幻のアーティスト“エクスネ・ケディ”が1974年に残した音楽が鳴り響く!『PLASTIC』7月公開

『大和(カリフォルニア)』(16)、『TOURISM』(17)、『VIDEOPHOBIA』(19)で鮮烈な映像世界を作り上げ、世界各国の映画祭やニューヨーク・タイムズ紙、バラエティ誌と言った海外メディアでも絶賛されるなど、国境をも越えて高い評価を得る宮崎大祐監督が、注目の若手実力派俳優、小川あん&藤江琢磨をダブル主演に迎えて描く青春物語『PLASTIC』が、7月14日より公開されることが決定した。併せて、特報映像がお披露目となった。

本作は昨年boidより発売となり、坂本慎太郎や町田康に絶賛され、アナログ版であるにも関わらず記録的な売り上げとなった、幻のアーティスト“エクスネ・ケディ”の1974年LIVE音源アルバム「StrollingPlanet‘74」をモチーフにした映画企画。70年代に世界を席巻する音楽を発信するも、瞬く間に解散してしまった幻のアーティスト“エクスネ”の大ファンである二人の主人公が、2018年に名古屋で出会い、恋に落ちた瞬間から、4年後に東京で行われるエクスネ・ケディ再結成ライブ当日に至るまでを、鮮烈で艶やかに奏でられる音楽と共に描く青春の物語。

主人公・イブキ役には、『あいが、そいで、こい』(19)、『スウィート・ビター・キャンディ』(21)、『石がある』(22)で主演を務め、いま注目を集めている実力派若手女優の小川あん、もう一人の主人公・ジュン役は、宮崎監督作『ざわめき』(19)や『北風だったり、太陽だったり』(22)に出演し、主演作『LONESOME VACATION』(23)などの公開待機作が控えるほか、その独特な歌声を活かしミュージシャンとしても活動する藤江琢磨。初めて同じ音楽を愛する人と出会い新たな世界を見つけたイブキと、ミュージシャンとして東京へ進出することを夢見続けているジュン。エクスネの音楽を通じて恋に落ちた二人の、大人になるにつれ変化していく関係性を、実力派若手俳優の二人が瑞々しく演じています。共演には小泉今日子、鈴木慶一、とよた真帆、尾野真千子らベテラン陣が名を連ね、二人を取り巻く個性豊かな登場人物たちを生き生きと演じる。

そして本作は劇中で流れる音楽も主人公の一人。『エクスネ・ケディと騒がしい幽霊からのコンタクト』というアルバムも出したことのある井手健介が、この映画のためにPLASTIC KEDY BANDを結成し、本作の音楽を手掛ける。いつどんな時代の誰しもの心に潜む、かけがえのない音を拾い上げるような、グラマラスでサイケデリックなロックンロール・ナンバーが全編を渡り奏でられ、主人公たち、そして私たちの心を駆け抜けていく。

特報映像では、1974年にエクスネ・ケディが残した楽曲が2018年、そして2022年まで3つの時を飛び越えて鳴り響き、時代と共に移ろいでいくイブキとジュンの恋模様が鮮やかに映し出される。思い出の詰まった名古屋を飛び出し、二人の青春が向かう先とは?

『PLASTIC』
2023年7月14日(金)より、名古屋・伏見ミリオン座にて先行公開、7月21(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
監督・脚本:宮崎大祐
音楽:PLASTIC KEDY BAND
出演:小川あん 藤江琢磨 中原ナナ 辻野花 佃典彦 奏衛 はましゃか 佐々木詩音 芦那すみれ 井手健介 池部幸太 北山ゆう子 羽賀和貴 大木ボリス 平野菜月 尾野真千子 とよた真帆 鈴木慶一 小泉今日子
配給:boid コピアポア・フィルム

©︎2023 Nagoya University of Arts and Sciences