それぞれの色を纏い、さまざまな魅力を放つ4人の女性たちの姿『アイスクリームフィーバー』本予告編&メインビジュアル

広告、ファッション、TVドラマ、企業ブランディングなど様々なフィールドで活躍するアートディレクター、千原徹也の初監督作品で、吉岡里帆、モトーラ世理奈、詩羽(水曜日のカンパネラ)、松本まりかが共演するラブストーリー『アイスクリームフィーバー』が、7月14日より公開される。このほど、本予告編とメインビジュアルがお披露目となった。

20代後半、夢を諦めかけている、常田菜摘(吉岡里帆)。20代前半、人生に怯えて一歩踏み出せない、橋本佐保(モトーラ世理奈)。10代後半、まだ恋が何かも知らない、桑島貴子(詩羽)。30代後半、人生のわだかまりに蓋をしている、高嶋優(松本まりか)。あこがれにも似た想い。相手のことで頭がいっぱい。でもこの気持ちが恋かもわからない。相手に対する気持ちを言葉にできない。告白もできない。そんな、それぞれの“好きのような想い”が、すれ違う。

デザイン会社に就職するもうまくいかず、今はアイスクリーム屋でバイト長として働く常田菜摘(吉岡里帆)。そんな菜摘と一緒にアイスクリーム屋で働く桑島貴子(詩羽)。偶然にも二人が働くアイスクリーム屋に訪れた作家の橋本佐保(モトーラ世理奈)。アイスクリーム屋の近所にある銭湯の常連客、高嶋優(松本まりか)。本予告編に映し出されるのは、アイスクリームのようにそれぞれの色を纏い、さまざまな魅力を放つ4人の女性たちの姿。それぞれが複雑な事情や言葉にならない想いを抱えながらも、 熱=“フィーバー”に似た、心を捉えて離さない衝動が女性たちを突き動かしていく。そんな 彼女たちが織りなす物語を、吉澤嘉代子の楽曲「氷菓子」に乗せながら映し出した本映像。“あの夏の、たった一瞬の夕立のようないつか忘れてしまう、小さなラブストーリー。”というコピーが胸を締め付け、切なくも爽やかな余韻を残す、エモーショナルな映像に仕上がった。さらに映像では、4人の女性たちの物語を彩る、安達祐実、南琴奈、後藤淳平(ジ ャルジャル)、はっとり(マカロニえんぴつ)、コムアイ、MEGUMI、片桐はいり、吉澤嘉代子ら個性豊かなキャスト陣の姿も捉えられており、どのように関わり合っていくのかにも注目したい。

メインビジュアルでは、色とりどりのアイスクリームを彷彿とさせるような爽やかな色使いで「ICE CREAM FEVER」の文字があしらわれている。ポップで鮮やかな世界観の中にも、柔く儚い想いをにじませる、他の映画にはない新感覚な魅力が伝わるクリエイティブに仕上がった。なお、今回のビジュアルのデザインはアートディレクターの小杉幸一が担当している。

『アイスクリームフィーバー』
2023年7月14日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:千原徹也
原案:川上未映子「アイスクリーム熱」(『愛の夢とか』講談社刊収録)
主題歌:吉澤嘉代子「氷菓子」
脚本:清水匡 
出演:吉岡里帆 モトーラ世理奈 詩羽(水曜日のカンパネラ) 松本まりか
配給:パルコ 

【ストーリー】 美大を卒業してデザイン会社に就職するもうまくいかず、いまはアイスクリーム店「SHIBUYA MILLION ICE CREAM」のバイト長として 日々を送る常田菜摘(吉岡里帆)。ある日、店にやってきた作家・橋本佐保(モトーラ世理奈)に運命的なものを感じ、佐保の存在 が頭から離れなくなっていく。一方、バイト仲間で後輩の桑島貴子(詩羽)は、変わりゆく菜摘をどこか複雑な想いで見つめていて…。アイスクリーム店のご近所さんの高嶋優(松本まりか)は、疎遠になっていた姉の高嶋愛(安達祐実)の娘・美和(南琴奈)が、何 年も前に出ていった父親を捜すため、突然訪問してきて戸惑っていた。いきなり始まった共同生活。優の内心を占める不安は、それだけ ではなかった…。熱(フィーバー)に似た、心を捉えて離さない衝動。それぞれの色を纏った4人の想いは交錯し、切なくも確かに疾走していく。

© 2023「アイスクリームフィーバー」製作委員会