「今までの自分を変えたいと思いますか?」三上博史がナレーションを担当『帰れない山』予告編

国際的ベストセラー小説を映画化し、「原作の忠実な映画化」「壮大で純粋な作品」と世界が絶賛、第75回カンヌ国際映画祭にて、審査員賞を受賞した感動作『帰れない山』が5月5日より公開される。このほど、三上博史ナレーションの予告編と場面写真がお披露目となった。

山麓の小さな村で、都会育ちの少年ピエトロと、同い年の牛飼いの少年ブルーノとが出会い濃密な時間を過ごす。やがて大人になった二人は再会し、お互いの心に寄り添いながらもそれぞれの道を進んでゆく。北イタリアの雄大なるモンテ・ローザ山麓を舞台に、彼らの友情と成熟を描く、美しくもほろ苦い“大人の青春映画”。すべてを教えてくれた山と対峙し、それぞれが己と向き合い、葛藤しながら「自分の物語」と「ありのままの自分でいられる場所」を発見し成長していく。パルムドール受賞作『TITANE/チタン』の撮影監督ルーベン・インペンスによる圧倒的な映像美とカメラワークで豊かな自然と友情を映し出す、揺さぶられるほど懐かしく切ない一大抒情詩が誕生した。

予告編では、雄大な北イタリアのモンテ・ローザ山麗を舞台に、別々の道を歩む2人の青年が育む友情と、その尊さが、長寿番組「小さな村の物語 イタリア」(BS 日テレ)のナレーションでも人気の俳優・三上博史のナレーションによってより一層際立っている。人生に悩みながら世界を旅するピエトロと、モンテ・ローザ山麓を生きる場所と決めいつでもピエトロを優しく迎え入れるブルーノ。そんな二人を結びつける山を、パルム・ドール受賞作『TITANE/チタン』の撮影監督ルーベン・インペンスが息を飲むほどに美しい映像美でスクリーンに焼き付けている。

場面写真も、壮大でありながら目を奪うほど美しい大自然の中でピエトロとブルーノが一緒に過ごしたかけがえのない時間を閉じ込めた情緒溢れるものばかり。火を囲み語らうシーンや山小屋を建てる場面、幼き頃の2人を捉えたカットなど、どこを切り取っても画になる本作の中でもその魅力が詰まった選りすぐりの写真たちに注目して欲しい。

『帰れない山』
2023年5月5日(金・祝)より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国公開
監督・脚本:フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン&シャルロッテ・ファンデルメールシュ 
撮影:ルーベン・インペンス
原作:「帰れない山」(著:パオロ・コニェッティ 訳:関口英子 新潮クレスト・ブックス)
出演:ルカ・マリネッリ アレッサンドロ・ボルギ フィリッポ・ティーミ エレナ・リエッティ
配給・宣伝:セテラ・インターナショナル

【ストーリー】 都会育ちで繊細な少年ピエトロは、山を愛する両親と休暇を過ごしていた山麓の小さな村で、同い年で牛飼いをする、野性味たっぷりのブルーノに出会う。まるで対照的な二人だったが、大自然の中を駆け回り、濃密な時間を過ごし、たちまち親交を深めてゆく。やがて思春期のピエトロは父親に反抗し、家族や山からも距離を置いてしまう。時は流れ、父の悲報を受け、村に戻ったピエトロは、ブルーノと再会を果たし…。