人気作家である燃え殻の同名エッセイを阿部寛主演でドラマシリーズ化する「すべて忘れてしまうから」が、ディズニープラス「スター」にて9月14日より独占配信される。このほど、9月8日にesports銀座storeにて配信直前イベントが実施され、キャストの阿部寛、Chara、宮藤官九郎、そして岨手由貴子監督が登壇した。
1996年公開の『スワロウテイル』以来26年ぶりの演技となり、配信作品はもちろん、ドラマ作品への出演も本作が初となるChara。「元々、女優さんとしては、本当に全然なんですよね。今回は音楽を愛する役柄と言うことで、そのことだけでは私で良かったかもね(笑)」と笑顔。MCより「緊張はなかったか」と問われると、「普段、音楽をやっていて、良く見せようとすると緊張するんですよ。だから、そういうのを考えないで」素の状態で演技に臨んでいたことを明かした。
本作の舞台であるバーにちなみ、ゆっくり考えたい時などに行く場所を聞かれたキャスト陣。「最近行くのは墓地」だと答えた阿部は、「暗いイメージじゃないんですよ。事務所の近くにあるので、台本とか読む時とか覚える時とか、車の中でっていうのはよくやってます」と、独特な落ち着く場所を明かしていた。
「墓地に行って作曲はしたことがない(笑)」と笑うCharaは、「私も昔はバーでアルバイトしてたぐらい、集まったりはしてましたけど、目を閉じればだいたい集中できる」としながらも、「でも、家のキッチンが好きです」とコメント。
また、本作のタイトルにちなみ、「最近、何かを忘れてしまってびっくりしたこと」について聞かれたCharaは、「特に、忘れても怖いものはない」とバッサリ。続けて「人間って忘れる機能がついてるから生きていけてると思うんですけど、フルにそれを活用しているタイプ」と深みのあるコメントで全員を共感させている様子だった。
『すべて忘れてしまうから』
2022年9月14日(水)より、ディズニープラス「スター」にて独占配信
監督・脚本:岨手由貴子 沖田修一 大江崇允
原作:燃え殻『すべて忘れてしまうから』
出演:阿部寛 Chara 宮藤官九郎 渡辺大知 青木柚 鳴海唯 見栄晴 渡辺いっけい
【ストーリー】 ミステリー作家“M”(阿部寛)は、5年間付き合った恋人“F”とハロウィンの夜に些細なことで喧嘩をする。何となく連絡を取らないまま3週間ほど経った時、“M”は周囲から促され、突如失踪した彼女を探し始める。しかし周囲から語られる“F”は“M”の知る彼女とは全く異なるもので、次第に“F”の秘密があきらかになっていく…。あなたは、大切な人のことを全て知っていますか?どんなに近しい人にも、自分の知らない顔がある…。消えた“彼女”の謎が心を惑わす、ミステリアスでビタースイートなラブストーリーがはじまる。
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