シャンクス声優の池田秀一「いつも、ちょこっとしか出てこないから」予想以上の活躍に焦り!?

週刊少年ジャンプでの連載開始から24年、累計発行部数が全世界で4億9000万部を超えた、尾田栄一郎による超人気コミックを、尾田自身が総合プロデュースを務めてアニメ映画化する「ONE PIECE FILM」シリーズの第4弾『ONE PIECE FILM RED』が、8月6日に公開初日を迎え、同日に丸の内TOEIにて行われた初日舞台挨拶に、声優の田中真弓、名塚佳織、池田秀一、そして谷口悟朗監督が登壇した。

7月22日に連載25周年を迎えた本作。ルフィー役の田中は、「25年前、ここまで続くとは誰が思ったでしょうか」とこれまでを振り返り、「友達に“『ONE PIECE』はずっと人気でいいよね”って言われるんですけど、結構危ないときもあったんですよ、皆さん!」と述べ、「(TVアニメの放送が)水曜日から日曜日の夜に引っ越して、また日曜日の朝に引っ越して…。それはなぜですか!?」と観客に訴えて笑いを誘いつつ「感慨もひとしおです」と笑顔で語った。

ウタ役のセリフパートを担当した名塚は、「役をいただいたときは、ビックリしすぎて頭の中が真っ白になって。嬉しい気持ち以上に、しっかりやらなくてはという気持ちが大きかった」という。そして本日の初日を迎えて「この作品に出させていただいたんだという気持ち。ようやくホッとした」と笑顔を浮かべた。

シャンクス役の池田は「思い起こせば、シャンクスと巡り合って20数年。劇場で皆さんにご挨拶できるっていうのは20年経って初めて」だとコメント。本作について「最初はこんなにシャンクスが活躍するとは思ってなくて油断してたんですけど、台本を頂いたときは、これはちゃんとやらなければいけないと」慌てたことを告白。これに田中が「いつもちゃんとやってください!」と説教すると、池田は「いつも、ちょこっとしか出てこないから、またそんなもんだろうと思ってたんですよ(笑)」と苦笑いを浮かべていた。

イベントの後半には、ウタの歌唱パートを担当したAdoから、音声でのメッセージが。Adoは「本当にたくさんの方々に応援されていて、ものすごく嬉しかったですし、完成された作品を観た時もウタは歌姫として、一人の少女として生き生きと輝いていました。今回、歌唱キャストとして携われたことは、私の一生の宝物です」と語っていた。

『ONE PIECE FILM RED』
2022年8月6日(土) 全国公開
監督:谷口悟朗
原作・総合プロデューサー:尾田栄一郎
脚本:黒岩勉
キャラクターデザイン・総作画監督:佐藤雅将
声の出演:田中真弓 中井和哉 岡村明美 山口勝平 平田広明 大谷育江 山口由里子 矢尾一樹 チョー 宝亀克寿 池田秀一
配給:東映

【ストーリー】 世界で最も愛されている歌手、ウタ。素性を隠したまま発信するその歌声は“別次元”と評されていた。そんな彼女が初めて公の前に姿を現すライブが開催される。色めき立つ海賊たち、目を光らせる海軍、そして何も知らずにただ彼女の歌声を楽しみにきたルフィ率いる麦わらの一味たち、ありとあらゆるウタファンが会場を埋め尽くす中、今まさに全世界待望の歌声が響き渡ろうとしていた。物語は、彼女が“シャンクスの娘”という衝撃の事実から動き出す…。

©尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会