世界的ベストセラーをエリック・バナ主演で映画化したクライムサスペンス『渇きと偽り』が、9月23日より公開される。このほど、本予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。
本作は、世界的ベストセラーとなったジェイン・ハーパーの同名デビュー作を、オーストラリア最高峰の映画人たちが映画化。物語の舞台となるのは、1年近く雨が降っていない架空の田舎町。過去と現在に起きた2つの不可解な事件を軸に、息の詰まるような人間ドラマが展開され、干ばつにあえぐ閉鎖的な田舎町で暮らす人々の憤りや焦燥感がサスペンスをさらに盛り上げていく。
予告編でまず目に飛び込んでくるのは、渇ききったオーストラリアの広大な大地。長い間雨が降らず異様な雰囲気に包まれた町で、フォークは親友ルークが起こしたとされる一家心中事件の捜査を始めるが、それはやがて自身とルークの身に降りかかった過去の事件を思い起こすこととなる。疑惑の目を向けられながらも真相を追い求めるルークだが、「この町で真実を見つけられるとでも?」「長い間ウソをつき続けると、それが習性になる」という意味深なセリフから、町の人々も皆なにかしらの嘘を抱えていることが仄めかされる。渇き果てた灼熱の町で、一体何が起きているのか。静かな緊張感がみなぎる映像となっている。
ポスタービジュアルは、物語の舞台となる干ばつに襲われた町の渇いた大地が主役となり、バナ扮する主人公・フォークとその相棒となる警官・レイコーが事件を捜査する様子が描かれている。「本当にお前が殺したのか――」というキャッチコピーがサスペンス感を煽り、物語の意外な真相を予感させる。
『渇きと偽り』
2022年9月23日(金)より、新宿シネマカリテほか全国ロードショー
監督:ロバート・コノリー
出演:エリック・バナ ジュネヴィーヴ・オーライリー キーア・オドネル ジョン・ポルソン
配給:イオンエンターテイメント
【ストーリー】 メルボルンの連邦警察官アーロン・フォーク(エリック・バナ)は、旧友であるルークの葬儀に参列するため、20年ぶりに故郷に帰ってきた。自ら命を絶つ前に自身の妻と子供を殺したとされるルークは、10年以上も干ばつが続き、狂気に襲われたこの土地の犠牲者だと思われていた。気が進まないながらも、町にとどまって捜査を行うことにしたフォークは、自身の古傷となっている、当時17歳のエリー・ディーコンの死に向き合うことになる。フォークは数十年も離れて起こった2つの犯罪はつながっているのではないかと疑う。ルークの無実だけでなく、自身の無罪を証明すべく奔走するフォークは、彼に向けられた偏見や、怯えた住人たちが抱える鬱屈とした怒りと戦うことになる。果たしてルークは本当に家族を殺したのか…。そして過去の未解決事件の犠牲者、エリーの死の真相とは?
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