笠井信輔「がんサバイバーの私も希望と気づきを頂きました」『愛する人に伝える言葉』予告編

フランスを代表する名女優カトリーヌ・ドヌーヴと、本作でセザール賞最優秀主演男優賞を受賞した演技派ブノワ・マジメルの共演で大きな話題となった『De son vivant(原題)』が、邦題『愛する人に伝える言葉』として10月7日より公開される。このほど、フリーアナウンサーの笠井信輔がナレーションを務めた予告編がお披露目となった。

本作は、癌を宣告された主人公とその母親が、限られた時間のなか「人生のデスクの整理」をしながら、穏やかに死と対峙する過程を描いた感動作。死を語ることで逆説的に生を描き、その尊さを見つめていく。

予告編は、本作でセザール賞最優秀主演男優賞を受賞したブノワ・マジメル演じるバンジャマンが、主治医から余命「半年から一年」と告知され、カトリ ーヌ・ドヌーヴ演じる母のクリスタルの、悲しみに暮れる姿が心を打つシーンから始まる。人生半ばで膵臓癌を宣告されたバンジャマンは、名医として知られるドクター・エデから「一緒に進みましょう」と声をかけられ、教師として、母の愛を受ける子供として、そして父親として…様々な葛藤に苛まれながらも、死と対峙していく過程が穏やかに描かれてゆく。人生の最後に愛する人に伝える言葉は…?

予告編のナレーションは、フリーアナウンサーの笠井信輔が担当した。映画の予告編ナレーションは初めてという笠井。自身も悪性リンパ腫という重篤な病にかかり、4か月半の入院経験を持つ。本作については「これは、末期がんを悲しむ映画ではありません。人生の終点までどう生きればいいのか?そして、どう見送ってあげればいいのかを優しく教えてくれるのです。がんサバイバーの私も希望と気づきを頂きました」とコメントを寄せる。「この映画は人生の讃歌だ」と監督エマニュエル・ベルコが語るように、本作は死を語る ことで逆説的に生を描き、その尊さを見つめる感動作となっている。

『愛する人に伝える言葉』
2022年10月7日(金)より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開
監督・脚本:エマニュエル・ベルコ
脚本:マルシア・ロマノ
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ ブノワ・マジメル セシル・ド・フランス ガブリエル・サラ
配給:ハーク TMC SDP

【ストーリー】 バンジャマン(ブノワ・マジメル)は人生半ばで膵臓癌を宣告され、母のクリスタル(カトリーヌ・ドヌーヴ)とともに、業界でも名医として知られるドクター・エデ(ガブリエル・サラ)を訪れる。二人は彼に一縷の希望を託すのだが、エデはステージ4の膵臓癌は治せないと率直に告げる。ショックのあまり自暴自棄になるバンジャマンにエデは、病状の緩和による生活の質を維持するために化学療法を提案し、「一緒に進みましょう」と励ます。ドクター・エデの助けを借りて、クリスタルは息子の最期を出来る限り気丈に見守ることを心に決めるのだが…。

© Photo 2021 : Laurent CHAMPOUSSIN – LES FILMS DU KIOSQUE