寂しさを埋めるかのように激しく求め合う2人の姿が!『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』予告編

ハンガリーの鬼才イルディゴー・エニェディ監督が、『アデル、ブルーは熱い色』のレア・セドゥ主演で贈る最新作で、第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』が8月12日より公開される。このほど、予告編がお披露目となった。

本作は、長編デビュー作『私の20世紀』で、第42回カンヌ国際映画祭にてカメラ・ドールを受賞、その後『心と体と』で第67回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したハンガリーの鬼才イルディゴー・エニェディ監督最新作。マルタ共和国のカフェで、船長のヤコブが友人と「最初に入ってきた女性と結婚する」と賭けたことから始まる大人のラブロマンスだ。愛と嫉妬、騙し合い…。何が本当で何が嘘なのか。愛だけが真実なのか?

予告編では、長く船長を勤めていたヤコブ(ハイス・ナバー)が、友人と入ったマルタ共和国のカフェで「最初に入ってきた女性と結婚する」と賭けたことから始まる。カフェに入ってきたリジ―(レア・セドゥ)を見初めたヤコブは、一目散にリジーのもとへ駆け寄ると、突如「私の妻に」とプロポーズする。静かに見上げたリジーはタバコを片手に「ヒドい男ね」と小悪魔的な表情で言い放ち、「で、式はいつにする?」とプロポーズを承諾する。結婚した後も船海するため、度々家を空けるヤコブ。リジーはそんなヤコブに「心配しないで、消えたりしないわ」と、ほほ笑むが、長い航海の後、家に戻ると、寂しさを埋めるかのように激しく求め合う2人。そんな幸せな生活を送る中、リジ―が見せる嬉しそうな表情に、友人のデダン(ルイ・ガレル)との仲を怪しむようになる。ヤコブは 「陸の仕事を探すよ」と決意するが、すでにデダンへの嫉妬でリジーからの愛を疑い始めたヤコブは、リジーへ冷たくあたるようになる。「人生を変えたいと思ったが、終わりだ」と言うヤコブに、リジーは「変わったのはあなたよ。愛していないと思った?」と切ない表情で詰め寄るが…。

『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』
2022年8月12日(金)より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、ユーロスペースほか全国公開ほか全国公開
監督・脚本:イルディコー・エニェディ
原作:ミラン・フスト
出演:レア・セドゥ ハイス・ナバー ルイ・ガレル セルジオ・ルビーニ ルナ・ウェドラー
配給:彩プロ

【ストーリー】 1920年のマルタ共和国。船長のヤコブ(ハイス・ナバー)は、カフェに最初に入ってきた女性と結婚するという賭けを友人とする。そこにリジー(レア・セドゥ)という美しい女性が入ってくる。ヤコブは初対面のリジーに結婚を申し込む。その週末、二人だけの結婚の儀式を行う。幸せなひと時を過ごしていたが、リジーの友人デダン(ルイ・ガレル)の登場によりヤコブは二人の仲を怪しみ嫉妬を覚えるようになる…。

©︎2021 Inforg-M&M Film – Komplizen Film – Palosanto Films – Pyramide Productions – RAI Cinema – ARTE France Cinéma – WDR/Arte