ジョニー・デップ「事件が未解決なのは、警察が望まないからだ」『L.A.コールドケース』予告編

90年代ヒップホップ・シーンを代表するラッパー“2 パック”と“ノトーリアス・B.I.G.”が暗殺された未解決事件を題材にした、ジョニー・デップとフォレスト・ウィテカーが共演するクライム・サスペンス『L.A.コールドケース』が8月5日より公開される。このほど、予告篇、ポスタービジュアル、新場面写真がお披露目となった。

90年代にアメリカ音楽界を激震させた、HIPHOP界の大スター“2パック”と“ノトーリアス・B.I.G.”の射殺事件。全米に衝撃を与えた伝説的な二人のラッパーの死は様々な憶測を巻き起こし、対立する所属レーベル同士の報復合戦が招いた悲劇とも噂されたが、現在に至るまで犯人は特定されず、真相はいまだに深い闇に包まれている。本作は、このアメリカ史上最も「悪名高い(ノトーリアス)」と称される未解決事件の謎に肉迫し、底知れない巨大な闇を鋭く抉り出した渾身のクライム・サスペンス。

今回解禁された予告篇は、90年代に一躍スターダムを駆け上がった二人のラッパーの暗殺から始まる。二人の死は当時「ヒップホップ東西抗争」としてメディアで大々的に取り上げられた。事件の担当刑事だったラッセル・プール(ジョニー・デップ)は、このアメリカ史上最も「悪名高い」未解決事件を、18年後の今もなお独自に追い続けている。一方、記者のジャック(フォレスト・ウィテカー)は、当時この事件を報じ、「ピーボディ賞」を受賞した人物。ジャックはビギーの回顧特集を執筆するため、この事件を最も深く知るプールとともに再び事件を追うことになる。「なぜこの事件に固執する?」というジャックの問いかけに対し、プールは「この事件が未解決なのは、警察が望まないからだ」と衝撃の事実を告げる。二人の対話から次第に明らかになっていく、L.A.に巣食う闇の正体。「東西抗争」とは何だったのか?一体、誰がビギーを撃ったのか?。真相を追う二人の運命は果たして。

ポスタービジュアルは、名実ともにハリウッドのスターとして活躍してきたジョニー・デップと、今年のカンヌ国際映画祭で“名誉パルム・ドール”を受賞した名優フォレスト・ウィテカーの2人が大きく写し出されたデザインとなっている。背景はビギーの写真や容疑者の似顔絵、黒塗りの文書など、未解決事件の証拠で敷き詰められ、「それは、誰も望まない《真実》」というコピーが添えられている。未解決事件を追う中で、陰謀に巻き込まれていく二人の行く末を暗示するかのようなポスタービジュアルだ。

新場面写真は、事件を取り巻く一癖も二癖もある登場人物たちとジョニー・デップの掛け合いを期待させるものとなっている。

『L.A.コールドケース』
2022年8月5日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国公開
監督:ブラッド・ファーマン
原作:ランドール・サリヴァン
脚本:クリスチャン・コントレラス
出演:ジョニー・デップ フォレスト・ウィテカー トビー・ハス デイトン・キャリー
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 1997年3月。全米に衝撃を与えたノトーリアス・B.I.G.の暗殺事件が勃発。その担当刑事だった元ロサンゼルス市警察署のラッセル・プール(ジョニー・デップ)は、事件から18年が経過した今も、未解決事件の真相を追い続けていた。ある日、彼のもとに事件の謎を独自に探っていた記者ジャック(フォレスト・ウィテカー)が訪れる。なぜラッセルが家族や友人に避けられるようになってまでこの事件に執着しているのか、そこから捜査が進まない原因を突き止めようとする。さらに、プールはノトーリアス・B.I.G.の事件に警察官たちの関与を疑い捜査を深めていく。そして、プールとジャクソンは手を組み複雑に絡む事件の真相に迫るが…。

© 2018 Good Films Enterprises, LLC.