羊から産まれた“何か”、衝撃の姿が明らかに!『LAMB/ラム』本予告編&ポスタービジュアル

『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』『スイス・アーミー・マン』などを手掛け、クオリティの高い映画製作に定評のあるアメリカの配給会社「A24」が北米配給権を獲得し、数々の国際映画祭受賞歴を持つノオミ・ラパスを主演に迎えた話題の映画『LAMB/ラム』の公開日が9月23日に決定し、併せて日本版予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、アイスランドの人里離れた田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた“羊ではない何か”を育てていく禁断のネイチャー・スリラー。

予告編は、多くのアイスランド民話が織り交ぜられた本作にちなみ、「あるところに愛する子供を亡くした羊飼いの夫婦がいました」とおとぎ話調の語りで始まる。導入はアイスランドの農場で穏やかに暮らすある夫婦が映し出されるが、羊の出産で“何か”が産まれると、「産まれたのは禁断(タブー)でした」とナレーションが入り、映像は不気味な展開へ。夫婦はその“何か”をアダと名付け、大切に育てる決心をしたことが見て取れるが、猟銃を構える妻マリアや死体となった羊の姿など、恐ろしい映像の数々が次々と映し出される。さらに夫妻の「アダ!」と名前を叫ぶ声がアイスランドの大自然に響き渡り、より一層混沌とした異様な雰囲気の中、ついにその“何か”=アダの姿が垣間見える。この世のものとは思えないその存在は一体なぜ生まれてきたのか。最後を締めくくる「幸せの始まりよ」というマリアの言葉と獣の鳴き声が意味深に響き、不穏かつ衝撃的な予告編に仕上がっている。

日本版ポスタービジュアルは、マリアが大切にアダを抱きかかえる様子が絵画調に切り取られている。このポスターは A24が開発したビジュアルをグラフィックデザイナーの大島依提亜がデザインを再構築。気品を感じる飾り枠も施され、不穏ながらも美しい作品の世界観が表現された。

6月10 日(金)より、ビジュアルデザインの大島氏が同じくデザインを手がけた、「母なる自然の優しい風合い『LAMB/ラム』墨絵風てぬぐい」特典付きムビチケカード券が、上映劇場にて販売される。

『LAMB/ラム』
2022年9月23日より、全国公開
監督:ヴァルディミール・ヨハンソン
脚本:ショーン ヴァルディミール・ヨハンソン
製作:ノオミ・ラパス マーシン・ドラビンスキ ヘルギ・ヨハンソン
出演:ノオミ・ラパス ヒルミル・スナイル・グズナソン ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン
配給:クロックワークス

【ストーリー】 山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァル(ヒルミル・スナイル・グズナソン)とマリア(ノオミ・ラパス)。ある日、二人が羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子供を亡くしていた二人は、“アダ”と名付けその存在を育てることにする。奇跡がもたらした“アダ”との家族生活は大きな幸せをもたらすのだが、やがて彼らを破滅へと導いていく…。

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