平山浩行「ワインに対しての思いが変わりました」醸造家・安蔵光弘の半生を描く『シグナチャー』11月公開!

日本のワイン業界を牽引した麻井宇介(浅井昭吾)の想いを受け継ぎ、「日本を世界の銘醸地」にするために奮闘する醸造家・安蔵光弘の半生を描いた映画『シグナチャー』が、2022年11月に公開することが決定した。併せて、キャスト陣のコメントと、ポスタービジュアルがお披露目となった。

1995年、東大大学院を卒業した安蔵光弘は、ワインを作りたいという希望を叶えるために山梨県勝沼町にあるシャトーメルシャンに入社した。入社してからは畑の草刈りなどワインに触れる機会の無い日々を送る。そんな中、会社の大先輩でもあり日本ワイン業界を牽引する麻井宇介(浅井昭吾)と出会い、その見識の高さと人柄に傾倒していく。

安蔵光弘役を演じるのは平山浩行、光弘の妻となる安蔵正子役は、竹島由夏が演じる。麻井宇介役は榎木孝明が、安蔵光弘の上司役に徳重聡、山崎裕太、大鶴義丹。そして長谷川初範、宮崎美子、黒沢かずこ(森三中)、板尾創路、篠山輝信、堀井新太、ソムリエの田邉公一など豪華な顔ぶれが揃っている。また、日本ワインにかける青年たちを描いた『ウスケボーイズ』に出演していた渡辺大、出合正幸、伊藤つかさや和泉元彌も本作に登場。そして、日本ワインの奥深さを伝えるために心を懸けている辰巳琢郎が、実在する丸藤葡萄酒の専務(現:社長)大村春夫役として出演し、ワイン造りへの想いがこもった主題歌「大地のしずく」を辰巳真理恵が歌う。歌詞は安蔵光弘が担当している。

監督は、前作『ウスケボーイズ』がアムステルダム国際フィルムメーカー映画祭にて最優秀監督賞を受賞し、マドリード国際映画祭、ミラン国際フィルムメーカー映画祭、ロンドン国際フィルムメーカー映画祭、ニース国際映画祭にて最優秀作品賞を受賞するなど、国際映画祭で高い評価を得ている柿崎ゆうじ。本作にてオリジナル脚本も手がけている。

■平山浩行(安蔵光弘役)コメント
11月に『シグナチャー』が公開する事が決定致しました。去年の夏真っ只中に撮影が始まりコロナ禍でもあった為、呼吸をするのも大変な中でスタッフ、キャストが汗を流し完成した作品です。私としても初主演映画と言う事もあり、今までに味わったことのない素晴らしい経験をすることができました。メルシャンの安蔵光弘さんの半生を描いた作品です。現場では直接、安蔵さんに質問するなど当時のリアルなお気持ちを聞きながら、とても不思議な感覚で演じておりました。山梨の葡萄畑の風景、大切な人との出合い、そして絆。安蔵さんを演じていく中で私もワインに対しての思いが変わりました。この映画を通して何を伝えたいのか、その気持ちが観て頂く方々にも感じていただけることを祈って、公開を楽しみにしております!

■竹島由夏(安蔵正子役)コメント
昨年、山梨の暑い日差しの中で撮影した、若葉が茂る葡萄畑の美しさが今でも心に蘇ります。霊峰富士に見守られながら山梨のワインは造られているのだと知った瞬間でした。そしてそのワインには、お互いを尊重し、認め合える仲間と、霊峰富士のように見守る同志との絆がありました。一歩ずつ丁寧に、繊細に造られる日本ワインの造り手たちの、胸の熱くなるような軌跡を、ぜひ劇場でご覧いただけたら嬉しいです。

■榎木孝明(麻井宇介役)コメント
目をつむり8月の山梨での葡萄畑の撮影を想う時、不思議と真夏の暑さは消えて葡萄の青い葉を揺らす爽やかな風が吹いて来ます。それは甘酸っぱい恋をしたひと夏の想いにも似て、心の隅にそっとしまい込んでおきたいような何とも言えない心地良さなのです。この感覚は自分のやって来た仕事の中でもそう多くはなく、良い作品に巡り会えた時に感じる独特のものです。麻井宇介さんの軌跡を調べて行くうちに、徐々に宇介さんの気持ちが乗り移って来て、ワインの知識などほとんどなかった自分が“ワインのことを愛しているんだ”と思うようになりました。現場で宇介さんが見守ってくれていると思うだけで、自然とワインとの相性まで良くなっていくように感じました。私にとってこの映画は、日本でも本当に美味しいワインを作れることを多くの人に知らしめた宇介さんへのオマージュ作品だと思っています。

■辰巳琢郎(大村春夫役)コメント
これは、日本ワインをど真ん中にすえた映画です。そんなものが作られるなんて、一昔前なら夢のまた夢という感じでした。『ウスケボーイズ』に続く第二弾。柿崎監督から声がかかった時は、小躍りして喜びました。何故なら、柿崎監督は正真正銘の日本ワインラヴァーだからです。最近は海外だけでなく日本でも、ワインが主役の、あるいはワイナリーが舞台の映画やドラマが増えてきました。でも、日本ワインに対する愛情や拘りにかけては、監督の右に出る方はいないでしょう。僕は1シーンだけですが、尊敬するワインメーカーの役を、ちょっと照れながら演じさせていただきました。日本ワインの応援を始めて二十年目になるタイミングで、この作品に関わり合えて、本当に幸せです。今回は、ワイン産地に芽生えたラブストーリー。是非、映画館に足をお運びください。

『シグナチャー』
2022年11月より全国順次公開
監督・脚本: 柿崎ゆうじ
主題歌:辰巳真理恵「大地のしずく」(テイチクエンタテインメント)
出演:平山浩行 竹島由夏 徳重聡 山崎裕太 篠山輝信 榎木薗郁也 堀井新太 渡辺大 出合正幸 伊藤つかさ 和泉元彌 田邉公一 黒沢かずこ(森三中) 板尾創路 大鶴義丹 辰巳琢郎 長谷川初範 宮崎美子 榎木孝明
配給:カートエンターテイメント

【ストーリー】 1995年、東大大学院を卒業した安蔵光弘は、ワインを作りたいという希望を叶えるために山梨県勝沼町にあるシャトーメルシャンに入社した。入社してからは畑の草刈りなどワインに触れる機会の無い日々を送る。そんな中、会社の大先輩でもあり日本ワイン業界を牽引する麻井宇介(浅井昭吾)と出会い、その見識の高さと人柄に傾倒していく。