登山史上最大の謎“登山家マロリーはエベレスト初登頂に成功したのか?”に迫るアニメ映画『神々の山嶺』7月公開!

作家・夢枕獏のベストセラー小説が原作の、谷口ジローによる漫画を映画化し、第47回セザール賞アニメーション映画賞を受賞、フランスで大ヒットを記録したアニメーション映画『神々の山嶺』が、7月8日より公開されることが決定した。併せて、特報映像とポスタービジュアルがお披露目となった。

作家・夢枕獏のベストセラー小説を 、圧倒的な画力で世界中にファンを持つ谷口ジローが漫画化した「神々の山嶺」が、故・谷口も製作に参加し7年の歳月をかけ、ついにフランスでアニメ化が実現。物語は、「登山家マロリーはエベレスト初登頂に成功したのか?」という登山史上最大の謎に迫りながら、孤高のクライマー・羽生と、彼を追うカメラマン・深町が不可能とされる冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑む姿を描く。

大ヒットアニメーション映画『ウルフウォーカー』の製作チームが、実写では再現不可能な命がけの登攀シーンを限界までリアルを追求し、圧巻の映像で表現。フランスでは300を超える劇場で上映され、13万人超動員の大ヒットを記録。全世界ではNetflixが配信権を獲得するも、日本では貴重なスクリーンでの公開がついに決定した。

原作の夢枕獏著の小説「神々の山嶺」は、1998年に第11回柴田錬三郎賞を受賞。同作を漫画化した谷口ジロー画「神々の山嶺」も2001年に、第5回文化庁メディア芸術祭マンガ部門・優秀賞を受賞しており、いずれも作者の代表作として、現在もなお愛され続ける伝説的作品である。2017年に逝去した漫画家、谷口ジローはフランスでも絶大な人気を誇り、「漫画界の小津安二郎」と称され、フランス文化省から芸術文化勲章シュヴァリエ章を授与されるほどリスペクトを受ける。フランスアニメ界からの熱烈なオファーにより、漫画「神々の山嶺」のアニメ映画化が決定し、生前、谷口も二度渡仏して製作に参画した。

本作は、原作国である日本でのみ、豪華声優陣の吹替版が上映される。吹替を務めるのは、声優界きっての大御所の面々だ。ブラッド・ピッドの吹替や「機動戦士ガンダムZZ」、「ポケットモンスター」などのアニメで知られる堀内賢雄が主人公の一人、深町誠の声を担当。本作で圧倒的存在感を放つ孤高のクライマー羽生丈二の声を務めるのは、「攻殻機動隊」、「ブラック・ジャック」などのアニメから、世界的人気ゲーム「メタルギアソリッド」シリーズのスネークなどで知られる大塚明夫。そのほか、羽生の後輩・文太郎役を「鬼滅の刃」の逢坂良太、羽生の行方の手がかりを握る涼子役を「THE IDOLM@STER」で人気を博す今井麻美が務めた。

特報映像は、「登山史上、最大のミステリー」という言葉とともに登山家マロリーがエベレストに挑む姿から始まる。マロリーがエベレスト初登頂を成し遂げたかもしれない、といういまだ未解決の謎、その答えが解明されれば歴史が変わることになる。カメラマン深町はネパールで何年も前に消えたとされる孤高のクライマー羽生が、マロリーのカメラを手に去っていく姿を目撃したことで、羽生を見つけ出し謎を突き止めることを決心、彼の行方を追う。映像最後では、極限の雪山の世界を圧倒的なスケールで描いた映像美も見ることができる。

ポスタービジュアルには、「究極の冒険ミステリーが始まる」というコピーが添えられ、急斜面の雪山に喰らいつく、主人公・深町と羽生の姿が収められる。口からは白い息、背景には雄大な白い山脈が臨み、そこがエベレストであることを示唆する。

『神々の山嶺』
2022年7月8日(金)より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
監督:パトリック・インバート
原作:作・夢枕獏 画・谷口ジロー「神々の山嶺」
日本語吹替キャスト:堀内賢雄 大塚明夫 逢坂良太 今井麻美
配給:ロングライド 東京テアトル

【作品概要】 作家・夢枕獏のベストセラー小説が原作の、谷口ジローによる漫画を映画化。「登山家マロリーはエベレスト初登頂に成功したのか?」という登山史上最大の謎に迫りながら、孤高のクライマー・羽生と、彼を追うカメラマン・深町が不可能とされる冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑む姿を描く。

© Le Sommet des Dieux – 2021 / Julianne Films / Folivari / Mélusine Productions / France 3 Cinéma / Aura Cinéma