オードリー・ヘプバーン「無条件で愛するだけよ」父との確執など彼女の“秘密”が明らかに『オードリー・ヘプバーン』予告編

数々の名作を残し、世界中の人々に時を超えて愛される大スターであるオードリー・ヘプバーンの素顔に迫る長編ドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』が、5月6日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

美の概念を変えた革新的な存在で、ファッションアイコンであり、永遠の妖精と呼ばれ、スターとしての名声を得たオードリー。しかし世界中から“愛された”彼女は、実際は愛される喜びを知らず、誰より“愛すること”を信じ、貫いたひとりの人間であった。本作では貴重なアーカイブ映像、リチャード・ドレイファスやピーター・ボクダノヴィッチ監督ら俳優時代の仲間、そして息子や孫、家族ぐるみの友人など、プライベートに迫るインタビュー映像をふんだんに盛り込み、彼女が今なお、人々の中で生き続けるその訳を解き明かす。


©Pictorial Press Ltd / Alamy Stock Photo

予告編では、ハリウッド黄金期の伝説的スターとして華々しく輝くオードリーの姿が映し出される一方で、父との確執や、愛に餓え苦悩を抱えていた彼女の“秘密”が少しずつ明かされていく。「彼女の最大の秘密は愛に餓えていたこと」「父親が突然去ってしまい、愛してもらえなかった」「世界中から愛されていたのに、そんな思いを抱えていたなんて」とスターとしての輝かしい映像とは対照的な、悲痛な言葉が続く。そして晩年、生涯を捧げたユニセフ国際親善大使としての活動へと身を投じる姿が描かれる。葛藤を抱えていたオードリーがなぜ、誰よりも「愛すること」を信じ、「愛を与える道」に進むことができたのか。数々の名作を含む貴重な映像とともに、これまで明かされてこなかった彼女の、等身大で本当の姿がスクリーンに蘇る。

本映像のナレーションは、これまで『ローマの休日』、『麗しのサブリナ』、『マイ・フェア・レディ』、『ティファニーで朝食を』など、オードリー・ヘプバーン出演作の多くで日本語吹替えを担当してきた、オードリーといえばこの人・池田昌子が務める。日本で非常に馴染みが深く、往年のオードリーを彷彿とさせる、聞けば誰もが納得するオードリーの声で本編へと観客を誘う。

■池田昌子(予告編ナレーション) コメント
『許されざる者』の吹替スタジオでオードリー・ヘプバーンを大画面で観た時、暫く観とれて台詞が出ませんでした。『ローマの休日』『麗しのサブリナ』『戦争と平和』などなど、いつもドキドキしていました。ユニセフ親善大使になった時のニュース映像のヘプバーンは戦争で破壊されたエチオピアの大地を化粧もせずジーパンで走り回っていました。孤児院で笑みを浮かべて小さい子供を抱きしめるヘプバーン、映画とは全く違う姿に本当のヘプバーンを見た気がしました。『オードリー・ヘプバーン』を是非ご覧ください。

『オードリー・ヘプバーン』
2022年5月6日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国公開
監督:ヘレナ・コーン
出演:オードリー・ヘプバーン ショーン・ヘプバーン・ファーラー エマ・キャスリーン・ヘプバーン・ファーラー クレア・ワイト・ケラー ピーター・ボクダノヴィッチ リチャード・ドレイファス
配給:STAR CHANNEL MOVIES

【作品概要】 美の概念を変えた革新的な存在で、ファッションアイコンであり、永遠の妖精と呼ばれ、スターとしての名声を得たオードリー・ヘプバーン。しかし世界中から“愛された”彼女は、実際は愛される喜びを知らず、誰より“愛すること”を信じ、貫いたひとりの人間であった。数々の名作を残し、世界中の人々に時を超えて愛される大スターであるオードリーの素顔に迫る長編ドキュメンタリー。

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