窪田正孝「宮沢りえさんに後光が射しているように見えて超神々しかった(笑)」印象的なシーンを振り返る!『決戦は日曜日』新場面写真

窪田正孝主演、宮沢りえ共演で、選挙活動をコミカル&シニカルに描いた社会派コメディ『決戦は日曜日』が、2022年1月7日より公開される。このほど、本作の新場面写真がお披露目となった。

本作は、事なかれ主義の議員秘書と、政界に無知な熱意空回り候補者の選挙活動を描き出す、笑いとアイロニーに満ちた社会派コメディ。

数多くの作品に出演してきた宮沢りえだが、本作が本格コメディ映画初参戦。そして、主演の窪田とも初共演だ。現場ではそんな二人がムードメーカーとして盛り上げていたそう。窪田は「共演できて本当に楽しいな!と思える瞬間がありました。どんどんクオリティを上げていける感じがしました。りえさんの人柄がもちろん素晴らしいのですが、ワンシーンワンシーンがすごくいいシーンにどんどん変化していくことを感じられる役者さんですね」と印象を語り、ずっと前から絶対に共演したかった方だったという宮沢との初タッグを楽しそうに回想する。

世間知らずで、正義感の強い川島有美役に宮沢の名前を候補に挙げたのは坂下監督。窪田と同じく、宮沢からも脚本を読んで即決の返事をもらうことができた。坂下監督は衣装合わせで、政治家・有美をイメージしたというショートヘアで現れた宮沢の姿を見たとき、脚本にかけた5年間の苦労と努力が結実する、そんな予感がしたという。

女性政治家は緑、白など自身のテーマカラーを決めている方が多い。川島有美(宮沢りえ)のテーマカラーは赤。選挙活動中のスタッフジャンバーの色や川島の着る衣装も赤系統の印象が強い。しかし同じ「赤」でもシチュエーションやその時の有美の感情で、明暗に変化が付けられている。出馬表明では朱色のような明るい真っ赤なスーツ、ウソ泣き会見は落ち着いたトーンの赤に。選挙戦の後半ではどんな色のスーツになっているのか?ド派手な有美のファッションを見事に着こなす宮沢の衣装の色にも注目だ。

今作の撮影で一番印象に残っているシーンを聞かれた窪田が答えたのが、「屋上の有美さんの抗議のシーン」。屋上で「改善を要求します!」と選挙活動や周囲への想いを熱弁する有美を秘書チームが「ああいう人いますよねぇ…」と見上げる、印象的なワンシーン。「りえさんが屋上にいて、その後ろに太陽があったんです。後光が射しているように見えて超神々しく見えたんです(笑)。言霊が太陽のエネルギーに乗ってひしひしと伝わってくる感じがしました!」と窪田は振り返る。新場面写真には、そんな屋上に立つ由美や、有権者の皆様への個別訪問に勤しんでしまう有美と見守る谷村(窪田正孝)、岩渕(赤楚衛二)、そして選挙戦で熱くなり過ぎたのか、号泣しているようにみえる有美の姿が収められる。

『決戦は日曜日』
2022年1月7日(金) 全国公開
監督・脚本:坂下雄一郎
出演:窪田正孝 宮沢りえ 赤楚衛二 内田慈 小市慢太郎 音尾琢真
配給:クロックワークス

【ストーリー】 とある地方都市。谷村勉(窪田正孝)はこの地に強い地盤を持ち当選を続ける衆議院議員・川島昌平の私設秘書。秘書として経験も積み中堅となり、仕事に特別熱い思いはないが、暮らしていくには満足な仕事と思っていた。ところがある日、川島が病に倒れてしまう。そんなタイミングで衆議院が解散。後継候補として白羽の矢が立ったのは、川島の娘・有美(宮沢りえ)。谷村は有美の補佐役として業務にあたることになったが、自由奔放、世間知らず、だけど謎の熱意だけはある有美に振り回される日々。でもまあ、父・川島の地盤は盤石。よほどのことがない限り当選は確実…だったのだが、政界に蔓延る古くからの慣習に納得できない有美はある行動を起こす…それは選挙に落ちること。前代未聞の選挙戦の行方は?

©2021「決戦は日曜日」製作委員会