2020年1月、第36回サンダンス映画祭で披露されたのをきっかけに、批評家たちの間で“異彩を放つドキュメンタリー”として瞬く間に話題となり、第73回カンヌ国際映画祭、第45回トロント国際映画祭ほか、テルライド、ニューヨーク、テッサロニキ、トリノ、サン・セバスティアン、台北…など数々の国際映画祭で正式上映された映画『The Truffle Hunters(原題)』が、邦題『白いトリュフの宿る森』として2022年2月18日より公開されることが決定した。併せて、声優・津田健次郎がナレーションを務める予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。
世界で最も希少で高価な食材、アルバ産“白トリュフ”。その名産地である北イタリア、ピエモンテ州で、写真家のマイケル・ドウェックは、夜になると森に“白トリュフ”を探しに出てくる、まるで妖精のようなおじいさんたちがいる…というささやかな言い伝えを耳にしたことから、本作の映画製作は始まった。製作総指揮は、『君の名前で僕を呼んで』の監督、ルカ・グァダニーノがを務める。
栽培は行われず、どのように、なぜそこに育つのか解明されていない“白トリュフ”。危険のつきまとう森の奥深く、老人たちは犬と共に、まるで宝探しを愉しむように、何世代にも伝わる伝統的な方法で“白トリュフ”を探し出す。気候変動や森林伐採により供給量が減り、トリュフ探しの極意を誰もが求める中、彼らはトリュフが実る場所を決して明かさない。それは長年連れ添った妻や友人にさえも、絶対に。
ドウェックは約3年間にわたり彼らの生活に入り込み、信頼関係を得たうえで貴重な撮影に成功。そこに映し出されるのは、彼らの大地に寄り添い、時の流れが止まったような、純粋で、美しい暮らし。予告編のナレーションを務めるのは声優の津田健次郎。優しく語り掛けるかのような津田の声が、“白トリュフ”の香りと共に、誰も見た事のない、まるでおとぎ話のような秘密の世界へと誘う。
■津田健次郎(予告編ナレーション) コメント
そこは老人達と犬だけが知っている秘密の森。希少な白トリュフを狩る老人達の静かな生活を淡々と描く御伽噺の様な世界。老人達と犬その家族の物語は微笑ましく、時に深刻でもある。穏やかな田舎の風景、彩り豊かな深い森が心に沁みる。優しい映画です。
『白いトリュフの宿る森』
2022年2月18日(金) Bunkamuraル・シネマ他ロードショー
監督:マイケル・ドウェック グレゴリー・カーショウ
製作総指揮:ルカ・グァダニーノ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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