高畑充希「『怖い』って言われて…。ピリピリするシーンばっかり」風間俊介に背筋も凍る冷たい視線!?

原田マハの美術小説を高畑充希主演で連続ドラマ化する「連続ドラマW いりびと-異邦人-」が、11月28日よりWOWOWプライム、オンデマンドにて放送・配信される。このほど、11月5日に時事通信ホールにて完成報告会見が行われ、キャストの高畑充希、風間俊介、SUMIRE、松重豊が登壇した。

本作の世界観に合わせて着物姿で登場した女性陣。着物に袖を通した感想について、高畑は「単純にテンションが上ります」とし、「自分が着るのもそうですけど、SUMIREちゃんが着ているのを見るのも新鮮で、きれいで、目が幸せ」と笑顔でコメントした。

劇中では着物のシーンがなかったというSUMIREは、「今日、こうやって充希ちゃんと着物が着られて、とても嬉しいです」とこちらも笑顔。「気持ちが凛とするので、着物って改めて良いなと思います」と感想を述べた。

女性陣2人の間にスーツ姿で立った風間は、「すごい凛としていらっしゃって、本当にきれい」としながらも、「作品を観ていただければ分かりますが、2人がきれいなだけ、僕の背筋は凍っていくんです。別の意味でドキドキ」とコメント。高畑との夫婦役については「最初は夫婦らしさがあったんですけど、時に冷たい視線をもらって。今まで和気あいあいとした役で共演することが多かったので、『こんなに冷たい目を…』って思って見てました(笑)」と苦笑い。これに対して高畑は「『怖い』って言われてました(笑)。幸せなシーンが回想シーンしかなかったので、ピリピリするシーンばっかり撮ってましたね」と本作の撮影を振り返っていた。

最後に高畑は「説明が難しいドラマ。人間って本当に複雑で、グチャグチャしていて汚くて、変にピュアなところもあって、いろんな人が絡み合った分かりやすくないドラマです。内容はドロドロしてるんですけど、楽しく観ていただけたら」と本作をアピールして、イベントを締めくくった。

「連続ドラマW いりびと-異邦人-」
11月28日(日)より、WOWOWプライム・オンデマンドにて放送・配信開始(全5話) ※第1話無料放送
毎週日曜夜10時~放送開始
監督:萩原健太郎
原作:原田マハ「異邦人(いりびと)」
脚本:関久代
音楽:audioforce
出演:高畑充希 風間俊介 SUMIRE 森口瑤子 松尾貴史 マキタスポーツ 菅原大吉 木場勝己 壮一帆 白羽ゆり 宮田圭子 二階堂智 康すおん 梶芽衣子 松重豊

【ストーリー】 篁菜穂(高畑充希)は熱心な美術蒐集家で私設美術館まで設立した祖父から受け継いだ美術館の副館長を務めていた。夫・一輝(風間俊介)もまた銀座にある画廊の3代目だったが、どんなに努力しても敵わない慧眼を菜穂は持っており、美術の世界に没頭する妻を愛しながらも時にその才能に嫉妬する。身重の菜穂は、東京の喧騒を避け京都に長期滞在する中、ある一枚の絵に遭遇する。“青葉”を描いたその作品の作者は、言葉を発することのできない白根樹(SUMIRE)という無名の画家だった。その絵に吸い込まれるように強烈に惹かれた菜穂は、樹が京都画壇で影響力を持つ日本画家・志村照山(松重豊)によって自由を奪われていることを知り、声なき訴えを確信する。照山もまた、養女であり弟子の樹の才能を脅威に感じていた。樹の絵を追ううちに菜穂は、美の住人たちの欲望が交錯する世界へと誘われてゆき、運命を変えるようなある真実に辿り着く…。