2018年2月発売直後より感動傑作との多数の反響が大きな話題を集め、累計発行部数は80万部を突破、本屋大賞を受賞した瀬尾まいこによる同名小説を、永野芽郁、田中圭、石原さとみ共演で映画化する『そして、バトンは渡された』が、10月29日に公開初日を迎えた。同日、新宿ピカデリーにて初日舞台挨拶が行われ、キャストの永野芽郁、田中圭、石原さとみ、稲垣来泉、市村正親、前田哲監督が登壇した。

血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子役の永野。お気に入りのシーンについて聞かれると、「（田中演じる優子の義理の父である）森宮さんとのシーンは全部好き」とし、「なんて素敵な親子なんだろうと思って。年頃の女の子と、お父さんが一緒に料理なんかをしちゃって。本当に素敵なシーンばっかり。ほっこりした気持ちで観てほしい」と自身の注目シーンについて語った。

これに対して田中は「ほん〜とうにいいシーンなんですぅ！」と強調しつつ、「優子ちゃんと森宮さんのシーンは、すごく温かいんですよ。流れている空気が！」と力説。続けて、「ほっこりして観ていただければ」と笑顔でコメントした。

石原から“帰宅ルーティン”について聞かれた田中は、「玄関開けました、かばん置きます、手を洗います…」とひとつひとつ説明。最後には、「ソファーに座ります、明日使う台本出します、読もうとするけどすぐ読みたくねえ！」と台本を放り投げる素振りを見せた。続けて「どいう形で寝ている？」という石原の質問には、「めっちゃでっかい抱き枕に抱きついて寝てます！」と答えつつ、枕を抱きかかえて眠る身振りで会場を大爆笑させていた。

『そして、バトンは渡された』
10月29日（金） 全国公開
監督：前田哲
原作：瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」
脚本：橋本裕志
音楽：富貴晴美
インスパイアソング：SHE’S「Chained」
出演：永野芽郁　田中圭　石原さとみ　岡田健史　稲垣来泉　朝比奈彩　安藤裕子　戸田菜穂　木野花　大森南朋　市村正親
配給：ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】　血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子（永野芽郁）。わけあって料理上手な義理の父親、森宮さん（田中圭）と二人暮らし。今は卒業式でピアノを弾く「旅立ちの日に」を猛特訓中。将来のこと恋のこと友達のこと、うまくいかないことばかり…。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花（石原さとみ）。泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう…。全く違う二つの物語が繋がったとき、驚きとともに感動が訪れる。

©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会