音楽×映画の祭典MOOSIC LAB JOINT 2020-2021にて、審査員特別賞、ベストミュージシャン賞などを受賞した柿森まなみ主演作『絶滅動物(VACATION)』が、11月5日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。
本作は、ある日幽霊の声を聞くことができる装置を手に入れた大学院生のマイが絶滅鳥・トサカオウギドリがこの世に存在した手がかりを探しにいく物語と、音楽スタジオ「VACATION」で新曲作りに苦戦する7人のミュージシャンたちの音楽創作ドキュメントが並行して進行する異端の音楽映画。
主人公マイを演じるのは、本作が主演デビュー作となる柿森まなみ(ミスiD2020今泉力哉賞受賞)。また、音楽創作パートでは田島ハルコ、大谷能生ら本格派ミュージシャンたちがセッションを繰り広げる。
監督は現役精神科医ながら、映画やMVを意欲的に創作する副島正紀。期間中は本作の前身とも言える傑作短編『ソウル・ミュージック』の併映やキャスト・監督による舞台挨拶も予定している。
▼スタッフ&キャスト コメント
■副島正紀(監督)
オカルト?コメディー?音楽ドキュメンタリー?歴史には残らず、ひっそりと絶滅した動物たちはどんな一生を送っていたんだろう。自粛期間が続き、撮影現場が遠のいていく中、埋もれていく自分を絶滅動物に重ねこの映画ができました。
■柿森まなみ(マイ役)
『絶滅動物(VACATION)』でマイを演じさせていただいた柿森まなみです。これまで演技経験はほぼなく映画初出演ということで私の初めてがたくさん詰まった作品です。おもしろさやかっこよさ、ワクワクを感じながら独特の世界観で進むストーリーを楽しんでいただけたらと思います。
■五味未知子(出演)
単独公開が決定とても嬉しいです!応援してくださった方のおかげで、またたくさんの方に観ていただける機会をいただけてとっても嬉しいです。トサカオウギドリを中心に展開していくマイ達の物語、そしてミュージシャンたちのレコーディング、2つの物語が同時に進行していき、段々と頭と感情がこんがらがっていくのに、最後まで見た時にはなんだかハッとするはずです。ぜひ劇場で良いvacationを!
■田島ハルコ(出演ミュージシャン)
フィクションとドキュメンタリーと音楽、一見ランダムに突き進むそれぞれの物語がゆるやかに、だが確実に、シンクロしていく展開に魂が震えました。そして、映画のサントラとしてはおそらく伝説級にヤバい楽曲の制作に関われて本当に光栄です!まだ体験していない方はこれを機にぜひ!
■大谷能生(出演ミュージシャン)
作品中の曲作りはマジでその場で作っておりまして、アレ完成出来なかったら映画自体が成り立たなかったかも、というスリルを今更感じております(やってる時はそんな暇ないので平気なんですが)。安全ネット全く張らなかった監督の蛮勇を目撃してください。
■大島輝之(出演ミュージシャン)
奇才・副島監督の作品は実験的だけど笑える所が素晴らしいと思います。みなさま是非お楽しみ下さい。
■小山和朗(出演ミュージシャン)
ヤラセなし、奇跡の音源制作シーンはドキュメンタリーです。乞うご期待!
■秋元修(出演ミュージシャン)
ピッピの字幕にセンスの良さ感じる。
『絶滅動物(VACATION)』
11月5日(金)~11月18日(木)アップリンク吉祥寺にて公開
監督・脚本:副島正紀
プロデューサー:古市あきほ
音楽:Taishi Sato
出演:柿森まなみ 五味未知子 庄大地 森了蔵 鎌滝秋浩 大草美樹 濱野信太郎 谷王 a.k.a 大谷能生(Jazz Dommunisters) 荘子it(Dos Monos) 没 a.k.a NGS(Dos Monos) 田島ハルコ 秋元修(DC/PRG) 大島輝之 小山和朗 Q太郎
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
【ストーリー】 おちこぼれ大学院生のマイ(柿森まなみ)は、ある日幽霊の声を聞くことができる装置・ゴーストボックスを手に入れる。ゴーストボックスのおかげで亡きペットに励まされたマイは、ほとんど資料の残されていない絶滅鳥・トサカオウギドリがこの世に存在した手がかりを探しにいく。一方、音楽スタジオ「VACATION」では、7人のミュージシャンたちが新曲作りに苦戦していた。そんな時、見た事も聞いた事もない珍妙な鳥の剥製を発見し、彼らのイマジネーションが開花する。