中国旧正月初日の2月12日に公開されるや、初日に約10.1億元（約164億円）の興行収入を記録、歴代1位の『アベンジャーズ／エンドゲーム』を抜き、全世界オープニング週末興行収入No.1の新記録を樹立した歴史的超ヒット作で、妻夫木聡、長澤まさみら日本人豪華俳優陣が出演する『唐人街探偵 東京MISSION』が、7月9日より公開される。このほど、6月24日にアンダーズ東京にて公開直前イベントが実施され、キャストの妻夫木聡、鈴木保奈美、浅野忠信、三浦友和が登壇した。

本作は、東京を舞台に、中国、日本、タイの探偵4人が、ヤクザ絡みの密室殺人事件解決のミッションに挑む。妻夫木は本作を観た感想について「こんなにも日本で遊んでくれたかというぐらい、暴れまくっていた」とコメント。前作『唐人街探偵２』にも参加した妻夫木は、前作の撮影終了時から中国語を勉強していたそうで、「中国語のセリフがいっぱいあるのかなと思っていたら、翻訳機を付けていて、あんまりしゃべってないじゃん！と思い、ちょっと拍子抜け」したそうで、「監督に日本語のセリフを中国語に変えてもらった」ことを明かした。

鈴木は映画について「非常にカラフルでスピーディーで、結構ハチャメチャ（笑）。何も考えずに笑える作品」とし、浅野も「妙な懐かしさというか、小さい頃に観たジャッキー・チェンの映画や、『Mr.Boo!』などを思い出して、自分がそんな映画に出るなんて、めちゃくちゃうれしかった」と笑顔で話した。

撮影時に驚いた出来事を聞かれた妻夫木は、「見たことがない機材が多かった。カメラも人間が動かさないみたいな。一日借りるのに1000万円かかるドローンカメラを使って、さんざん撮ったのに本編ではあまり使われてないとか（笑）。特に一億円かけて作った渋谷のセットには驚いた」と、日本の撮影との規模感の違いに度肝を抜かれたという。

撮影で初めて秋葉原に行ったという妻夫木は、秋葉原が「どういう街かもハッキリとは分からなかった」そうで、実際に行ってみて「想像していたよりも、その分野の方たちを楽しませてくれる街。役を通じて秋葉原を楽しませてもらった」とコメント。さらに「聖闘士星矢の完璧なコスプレをさせてもらった」そうで、「たぶんプライベートでは絶対にすることはなかったと思うので、うれしかった」と撮影を振り返っていた。

『唐人街探偵 東京MISSION』
7月9日（金） 全国公開
監督・脚本：チェン・スーチェン
出演：ワン・バオチャン　リウ・ハオラン　妻夫木聡　トニー・ジャー　長澤まさみ　染谷将太　鈴木保奈美　奥田瑛二　浅野忠信　シャン・ユーシエン　三浦友和
配給：アスミック・エース

【ストーリー】　国際的に事件を解決してきたチャイナタウンの探偵コンビ、タン・レン（ワン・バオチャン）とチン・フォン（リウ・ハオラン）は、日本の探偵・野田昊（妻夫木聡）から難事件解決への協力を依頼され、東京に飛ぶ。今回のミッションは、東南アジアのマフィアの会長の密室殺人事件で、犯人として起訴されたヤクザの組長・渡辺勝（三浦友和）の冤罪証明。タイの探偵で元刑事のジャック・ジャー（トニー・ジャー）も参加し解決を試みるが、殺された会長の秘書である小林杏奈（長澤まさみ）が何者かに誘拐される事件が発生。そこに事件解決率100%を誇るエリート警視正・田中直己（浅野忠信）、謎の指名手配犯・村田昭（染谷将太）も絡み、事件は複雑化。さらに、世界の探偵が愛用するアプリ「CRIMASTER」の事件解決率世界ランキングに載る探偵たちが、このニュースを聞いて東京に集結。探偵世界ランキング・第1位で正体不明の「Q」の登場により、さらなる混乱が巻き起こる。

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