コリン・ファースとスタンリー・トゥッチ、イギリスとアメリカが誇る2大紳士俳優が共演した話題作『SUPERNOVA(原題)』が、邦題『スーパーノヴァ』として、7月1日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。
本作は、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞を受賞したコリン・ファースと、『ラブリーボーン』で同賞にノミネートされたスタンリー・トゥッチがカップル役を演じ、20年という歳月を共にしてきた2人が向き合う人生の最終章を描く。家族と友人に恵まれ、ユーモアや文化を愛し、最高の人生を紡いできたピアニストのサムと作家のタスカー。ところが時に運命は、彼らが紡いできた大切な物語を思わぬ展開へと書き換えてしまう。予定より早く訪れた最終章。だが、それぞれが密かに思い描いていた結末は、全く異なるものだった…。
不器用で無口だが、胸の奥に熱い愛情を燃やし続けるサムを演じるのはコリン・ファース。人を惹きつける才能と魅力に溢れ、いつも周囲に光と笑いをもたらすタスカーにはスタンリー・トゥッチ。最初にオファーされたスタンリーが、「サムとタスカーの絆が本物でなければ成功しない」と考え、20年来の友であるコリンに自ら(実は独断で)脚本を手渡し、魂で結ばれた2人の共演が実現した。ふとした眼差し、伸ばした手や後ろ姿で、互いへの思いやりを表現する2人の名演が、世界で一番美しい愛を素晴らしい形にして私たちに差し出してくれる。
メガホンをとったのはハリー・マックイーン。俳優としてデビューし、オリジナル脚本として書き上げた本作が、監督第2作となる注目の新生監督。撮影監督は『ターナー、光に愛を求めて』などで2度アカデミー賞にノミネートされたディック・ポープが務めた。水と緑が織りなす風景が絵画のように美しく、湖水地方をはじめとするイギリスが誇る景勝を余すところなく捉え、2人の壮大な人生の旅路を鮮やかに彩る。
予告編は、タスカー(スタンリー・トゥッチ)がサム(コリン・ファース)に「星は最期に大爆発してまぶしく輝く。それを“超新星(スーパーノヴァ)”というんだ」と、タイトルである“スーパーノヴァ”について語るシーンから始まる。愛犬と共にキャンピングカーに乗り込み、湖水地方を旅する2人。友人や家族に囲まれ、些細なやり取りや出来事にさえ幸せを感じる穏やかで充実した日々が描かれるが、タスカーのある一言が引き金となり、続くはずだった2人の未来の終わりが近いこと、さらに心に秘めていたそれぞれの結末が全く異なっていたことに気付いていく。最後の最後まで共に生きることを望むサムと、愛しているからこそ終わりを望むタスカー。お互いを想い合う2人が愛ゆえに導き出す答えとは…?
ポスタービジュアルでは、切なげに額を寄せ合うサムとタスカーの姿が描かれ、遠くの空では、タイトルにちなんで星の爆発(スーパーノヴァ)を思わせる光が瞬いている。
『スーパーノヴァ』
2021年7月1日(木)、TOHOシネマズ シャンテ他全国順次ロードショー
監督・脚本:ハリー・マックイーン
出演:コリン・ファース スタンリー・トゥッチ
配給:ギャガ
【ストーリー】 ピアニストのサム(コリン・ファース)と作家のタスカー(スタンリー・トゥッチ)は、ユーモアと文化をこよなく愛する20年来のパートナー。ところが、タスカーが抱えた病が、かけがえのないふたりの思い出と、添い遂げるはずの未来を消し去ろうとしていた。大切な愛のために、それぞれが決めた覚悟とは…。
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