松坂桃李「前作を超えるものにする」鈴木亮平、斎藤工、西野七瀬ら共演『孤狼の血 LEVEL2』8月公開!

第42回日本アカデミー賞を総なめにした白石和彌監督、役所広司、松坂桃李、江口洋介共演の映画『孤狼の血』の続編タイトルが『孤狼の血 LEVEL2』に決定し、8月20日より公開されることが決定した。併せて、メインキャストとして、松坂桃李が続投、鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬、中村梅雀、早乙女太一、斎藤工、吉田鋼太郎が新たに出演することが発表された。

映画完全オリジナルストーリーとなる本作の舞台は前作から3年後。広島の架空都市・呉原市の裏社会を治めていた伝説の刑事・大上章吾(役所広司)亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一の“その後”を描く。

日岡秀一役は、前作から引き続き松坂桃李。松坂は、前作で第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、さらに翌年2020年には『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得し、実力・人気ともに注目を集めた。前作から脈々と受け継がれる想いを継ぎ、自身だけでなく本作に関わった全員で『孤狼の血』を超える作品を作っていくという熱い思いで、髪をバッサリ切って現場に臨んだ。建物3階から飛び降りるスタントや、カーアクションにも挑戦する。

日岡の前に立ちはだかる“悪魔”の男、上林組組長・上林成浩役を演じるのは、2018年大河ドラマ「西郷どん」主演や2019年「テセウスの船」、今年4月クールドラマ「レンアイ漫画家」で主演するなど話題作への出演が続く鈴木亮平。上林は、五十子会(いらこかい)の若中で刑務所出所後に、五十子会上林組を立ち上げ日岡と対峙する。鈴木は上林のキャラクターを表現するため徹底的に役に入り込み、圧倒的存在感で日岡の前に立ちはだかる。そのほか、日岡のスパイとして上林組に潜り込む近田幸太(通称:チンタ)役に村上虹郎、チンタの姉でありスタンド「華」のママ・近田真緒役に西野七瀬、呉原市の暴力団・尾谷組の組員・花田優役に早乙女太一、尾谷組の若頭・橘雄馬役に斎藤工、殺人事件を日岡と共に捜査することになる広島県警本部・捜査一課の刑事・瀬島孝之役に中村梅雀、広島仁正会という巨大組織を治める会長・綿船陽三役に吉田鋼太郎が扮する。前作以上のスケール感と組織同士の激しいぶつかり合いに期待が高まる。

本作のタイトルには、前作を超えるほど刺激的で熱狂的な興奮を生み出す映画を作りだすという、白石和彌監督をはじめとする製作陣・キャスト、映画に携わる全員の熱量が込められている。

▼キャスト コメント

■松坂桃李(日岡秀一役)
本作の製作が正式に決まったことを聞いた時、遂に前作『孤狼の血』のクランクアップ時に役所さんからいただいて、3年間御守りのように肌身離さずもっていたライターの出番だ!と思いました。キャストやスタッフ全員で、前作を超えるものにする、という熱量を各々が抱いて現場に臨んでいたと思います。コロナ禍の中での撮影で様々な制約があったり、前作以上の激しいアクションに思わず「僕はトム・クルーズじゃないんだから」となりましたが(笑)、今の自分にできうることは精一杯やりきれたので悔いはないです。心強い白石組のスタッフさん、共演者のみなさんに支えていただいたので、最高の作品をお届けできると思います。

■鈴木亮平(上林成浩役)
白石監督からオファーをいただいた際に、「上林を日本映画史に残る悪役にしてほしい」という言葉をいただきました。続編ということに非常にプレッシャーを感じましたが、脚本を読んで、“これはお受けしないわけにはいかない”と強く感じ、挑戦することを決心しました。松坂さんが主役として中心にいてくれるからこそ、本作から参加する私も、思う存分好き勝手に暴れることができました。上林として思い通りに生きさせていただけて本当に幸せでした。

■村上虹郎(近田幸太役)
孤狼の血、続編、格別でした。こんなに愉しい現場は存在してもいいのかと。前作に続き広島の呉という町で日々、僕の目にはしっかり“火花”が視えていました。チンタ、いい役です。というか皆さん、最高です。大いに、幸せな時間でした。乞うご期待。

■西野七瀬(近田真緒役)
オファーをいただいた時は何かの間違いなんじゃないかと、とてもびっくりしました。でも本当に嬉しかったので、参加するからにはできること全部やりたいなと思って演じました。髪色もですし、人の頭を叩くのも初めてで本気で叩きました(笑)。真緒という役を演じることで、自分自身も何か変われたらいいなと思い挑戦することができた作品です。

■早乙女太一(花田優役)
久しぶりの映画の現場が強面の方ばかりだったので少々戸惑いました。自分は血の気の多い役でしたが、その中でも恐怖を感じることはあるだろうし、そういった人間らしさをリアルに表現しようとしました。また、キャスト・スタッフの皆さんが作り上げてくれた集中した空気の中で、撮影に臨むことができました。

■斎藤工(橘雄馬役)
前作を見た後の衝撃が凄まじく、どんな役でもいいから出たい!と思い、今回念願叶いました。尾谷組という組織の中で際立つ橘という役をいただき、最高の登場の仕方をさせてもらいました。前作から受け継がれている熱量もあって、この映画は日本映画にとってものすごい1ページを刻む作品だと感じました。

■中村梅雀(瀬島孝之役)
台本を読んで、人間模様や組織関係がとても緻密に面白く書かれていて、現場がとても楽しみでした。日岡の相棒である瀬島を演じましたが、日岡が実の息子であるかのように接して関係を表現していきました。松坂さんはどんな役も自然体で演じられていて、本当に素晴らしかったです。この映画に出られたことを光栄に思います!

■吉田鋼太郎(綿船陽三役)
クレイジーで、エンターテインメントとして抜群に面白い『孤狼の血』の続編に出られると聞いて、ワクワクしましたし、気合を入れないとと思いました。はじめは役所さんの代わりの役かな?とか思っていましたが、全然違いましたね(笑)。組織のトップという役柄でしたが、貫禄がありつつも、ユーモラスなお芝居もできて、緩急があってとても演じ甲斐がありました。

『孤狼の血 LEVEL2』
8月20日(金) 全国公開
監督:白石和彌
原作:柚月裕子「孤狼の血」シリーズ
脚本:池上純哉
音楽:安川午朗
出演:松坂桃李 鈴木亮平 村上虹郎 西野七瀬 中村梅雀 早乙女太一 斎藤工 吉田鋼太郎
配給:東映

【ストーリー】 舞台は前作から3年後。広島の裏社会を収めていた伝説の刑事・大上亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一(松坂桃李)。権力を用い、暴力組織を取り仕切っていた日岡だったが、出所してきたたった一人の“悪魔”によって事態は急転していく…。

©2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会