3年以上かけてCGなしで撮影!少女とライオンの友情物語『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』2月公開!

全世界57ヶ国で上映され大ヒットを記録した、CGなしで描かれる少女とホワイトライオンの友情物語『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』が、2021年2月26日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルと場面写真がお披露目となった。

本作は、11歳の少女ミアと、クリスマスの日にやってきた小さなホワイトライオン・チャーリーがはぐくむ友情、そして家族の再生を通して、南アフリカの社会問題である“缶詰狩り”(トロフィー・ハンティングの一部)を映し出す。

缶詰狩り(キャンドハンティング)とは、トロフィー(獲物の角などから作られる狩猟記念品)や娯楽の獲得を目的とした狩猟形態「トロフィー・ハンティング」の中の一つを指す。人工的に繁殖させた(野生)動物を囲いの中に放って狩猟するため、「フェア・チェイス(Fair chase)」の精神と倫理性が欠けるといった観点で、動物愛護団体だけではなく、同じハンターからも批判が集中し、南アフリカにおいて社会問題となっている。

監督を務めるのは、映画『アラン・デュカス 宮廷のレストラン』など、多くのドキュメンタリー作品を手掛けるジル・ド・メストル。そして少女とライオンの関係性をリアルに描くため、ヨハネスブルグ近郊で野生動物保護区を所有・運営している動物研究家で保護活動家のケヴィン・リチャードソンが撮影に参加。実際に3年を超える年月をかけて撮影され、少女とライオンの友情はもちろん、南アフリカの大自然が映し出されたCGなしの圧巻の映像が完成した。

主人公・ミアを演じるのは、300人以上が参加したオーディションから抜擢されたダニア・デ・ヴィラーズ。長い月日をかけて築いた小さなホワイトライオンとの信頼関係を元に表現されるフレッシュかつ体当たりの演技を披露する。また、ミアの母親・アリスに、『イングロリアス・バスターズ』等幅広い作品に出演し、近年では『ガルヴェストン』などで映画監督としても才能を発揮する女優メラニー・ロラン、父にはラングレー・カークウッドなど多彩な俳優陣が脇を固める。さらにミアの相棒となるチャーリーは、ダニアとの相性を見ながら選ばれたホワイトライオンのトールで、人間さながらの演技を見せる。

『ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日』
2021年2月26日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
監督:ジル・ド・メストル
脚本:プルーン・ド・メストル ウィリアム・デイヴィス
出演:ダニア・デ・ヴィラーズ メラニー・ロラン ラングリー・カークウッド
配給:シネメディア

【ストーリー】 ライオンファーム経営のために家族で南アフリカに移った11歳のミアは、心に病を抱える兄・ミックにかかりきりの母、仕事に追われる父の中で、孤独を感じていた。南アフリカでの生活に馴染めない日々が続く中、クリスマスの日にファームにホワイトライオンのチャーリーが生まれた。初めは心を閉ざしていたミアだったが、まとわり付いてくる小さなチャーリーの世話をし、共に成長していくうちに互いに特別な友情で結ばれていく。3年の時が過ぎ、チャーリーの存在はファームにとっても観光客を呼べる重要な存在となっていた。そんなある日、ミアは父親が隠していた驚きの事実を知る。父親は囲いの中で野生動物をハンティングする「缶詰狩り」の業者にファームで育てたライオンを売っていたのだ。チャーリーを救うため、ミアはあらゆる危険に立ち向かいながら、ティムババティ野生保護区を目指し、南アフリカを横断しようと試みる。

© 2018 Galatée Films – Outside Films – Film Afrika D – Pandora Film – Studiocanal – M6 Films