中国歴代興収ランキング8位の大ヒット作『愛しの母国』&姉妹作『愛しの故郷』10月、11月連続公開!

中国歴代興行収入ランキング8位の大ヒットを記録したチェン・カイコー総監督作『我和我的祖国(原題)』が、邦題『愛しの母国』として10月30日より、同作の姉妹作で、チャン・イーモウ製作総指揮ほか現代中国映画界の新たな才能が集結した『我和我的家乡(原題)』が、邦題『愛しの故郷(読み:ふるさと)』として11月6日より、それぞれ1週間限定で公開されることが決定した。併せて、各作品の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

1949年の中華人民共和国の建国から70年を記念して製作された『愛しの母国』は、祖国の7つの歴史的瞬間と関わった7組の名もなき人々の物語を描き、国民一人一人の目線から大きな時代の流れを捉えた作品。本作の興味深い点は、あくまで歴史的瞬間そのものや、その出来事の当事者ではなく、その歴史的事象に関わった一般市民の奮闘を描いている点である。7つのストーリーは全て、一般市民を主役に据え、より身近に歴史を感じることができる心温まる作品になっている。

中国を代表する、『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』の名監督チェン・カイコーを総監督に迎え、最新作『八佰(原題)』が今中国で大ヒット中のグアン・フー、チャン・イーバイ、シュー・ジェン、シュエ・シャオルー、ニン・ハオ、そして、中国で大ヒットを記録した『薬の神じゃない!』の日本公開が控えるウェン・ムーイエなどベテランからフレッシュな監督まで、現代中国映画界を代表する面々が集結した。キャストには、サイモン・ヤム、グォ・ヨウ、リウ・ハオランなどこちらもベテランから若手まで多彩な面々が出演。さらに、チェン・カイコーとも同期の名監督ティエン・チュアンチュアンが役者として参加したことや、日本でも人気のフェイ・ウォンが主題歌を務めたことが大きな話題を呼んだ。

『愛しの母国』は、本国中国では興行収入500億円、中国映画歴代興収TOP8の歴史的大ヒットを記録。さらに第35回大衆映画百花賞優秀映画賞、第28回上海映画評論学会優秀映画賞、第11回中国映画監督協会年度スペシャル表彰映画賞、第15回長春映画祭金鹿賞、第2回金衆映画青年人気映画賞・年度共感映画賞など多くの賞を受賞した。

そして10月1日より中国にて『愛しの母国』の姉妹編ともいうような形で『愛しの故郷』の公開もスタートし、国慶節期間4日間で最速で興行収入10億元(約155億円)を超え見事No.1を獲得、大ヒットを記録中だ。本作はチャン・イーモウが製作総指揮を務め、彼が認めたこれからの中国映画界を担っていくであろう新たな才能が集結した作品で、『愛しの母国』とは違いコメディ色が強めでありながらも、ぐっと心に迫る感動作品である。

『愛しの母国』のポスタービジュアルは、いろいろなドラマを感じさせる人々の表情が、『愛しの故郷』のポスタービジュアルは、クスッと笑えそうな5つの家族の温かな表情がそれぞれ印象的だ。

『愛しの母国』
10月30日(金)より、グランドシネマサンシャインにて1週間限定公開、以後全国順次公開
総合監督:チェン・カイコー
監督:グアン・フー チャン・イーバイ シュー・ジェン シュエ・シャオルー ニン・ハオ ウェン・ムーイエ
総合プロデューサー:ホワン・ジェンシン
主題歌:フェイ・ウォン
出演:ホアン・ボー オウ・ハオ レン・スーシー チャン・イー ハン・ハオリン ファン・ユジェ リウ・タオ サイモン・ヤム カラ・ワイ ドゥー・ジアン チュー・イーロン グォ・ヨウ ワン・ドン ティエン・チュアンチュアン リウ・ハオラン アーサー・チェン ソン・ジア トン・リーヤー
配給:wow cool entertainment

【作品概要】 新中国70年の間に起きた、7つの歴史的瞬間にスポットを当てた本作。1949年10月1日に北京で行われた中華人民共和国の成立を宣言する式典で国旗がスムーズに掲揚されるよう、夜を徹して次々と起こるトラブルに必死に立ち向かった人々。1964年、初の核実験に成功した中国。その裏側には自らの青春、恋愛を犠牲に国防テクノロジー事業のために人生を捧げてきた大勢の英雄たちがいた。1984年、ロサンゼルスオリンピックでの女子バレーボール決勝戦。その裏側で街中でテレビを置いて近所の人たちと試合観戦しながら好きな子にお別れを告げるために奮闘する少年。1997年、香港地区がイギリスから中国に返還されるのに、一分一秒も遅れてはならないと努力奮闘した外交官、国旗掲揚者、警備の警察、正確な時間を刻む時計を調整した時計屋。2008年北京オリンピック前日、貴重なオリンピック開幕チケットを入手した、しがないタクシードライバーと、それを奪ってしまった少年。2016年初の有人宇宙飛行に成功した神舟と、その帰船により人生を変えられた貧しい青年たち。2015年の中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年記念活動の式典パレードへの参加を夢見ていたが、控えに命ぜられてしまった女性パイロットなど、人々の心に残る歴史的瞬間の裏で、苦しい状況でも諦めず手に手を取り必死に活きる人々の姿に心打たれる。

©︎2019Huaxia Films

『愛しの故郷』
11月6日(金)より、グランドシネマサンシャインにて1週間限定公開、以後全国順次公開
総監督・監督:ニン・ハオ
監督:チェン・スーチェン シュー・ジェン ダン・チャオ ユー・バイメイ ポン・ダーモ イエン・フェイ
製作総指揮:チャン・イーモウ
出演:グォ・ヨウ ホアン・ボー ワン・バオチャン リウ・ハオラン ドン・ズージェン トン・リーヤー ファン・ウェイ タオ・ホン チャン・イー ダン・チャオ イエン・ニー スン・リー シェン・トン マーリ
配給:wow cool entertainment

【作品概要】 『愛しの母国』の姉妹編となる作品で、老若男女楽しめるホームコメディ。1本目は、『愛しの母国』のエピソード「Hello 北京」の続編。名優グォ・ヨウを主役に迎え、「チャン・イーモウからの出演オファーを断った」と大口を叩く北京という名のお調子者の話。2本目は、南部貴州の田舎町で謎の飛行物体UFO出没情報が発生。瞬く間に国中に知れ渡りTV番組スタッフ3名がUFO調査に乗り出す。村長、商人、農民発明家が登場するが、3人にはそれぞれ秘密があるようで…。3本目は、アルツハイマーに苦しむ年配の教師が、息子と生徒たちの協力によって、若いころ東部千島湖の村で行った、教育支援の際の思い出の授業が再現される話。4本目は、西部の砂漠の街に生まれたカリスマインフルエンサーと砂漠でリンゴ植栽業に取り組む後輩が、母校の設立記念日を祝うため故郷へ戻る道中のお話。最後を飾る5本目は、過疎化が進む年寄だらけの村で起きた画家とその妻のクスッと笑えるロマンチックなお話。東、西、南、北、中部の5つの地域に於ける物語を通して、人々の故郷に対する思いをオールスターキャストでたくさんの笑いと共に暖かな気持ちにさせてくれる。

©BEIJING JINGXI CULTURE&TOURISM CO.,LTD /CHINA FILM CO.,LTD