原作者・雫井脩介「自分の作品の原作映画でこんなに何度も泣かされるなんて!」堤真一 × 石田ゆり子『望み』新場面写真

累計発行部数15万部超えを達成した雫井脩介によるベストセラー小説を、堤幸彦監督が構想4年をかけて、堤真一主演、石田ゆり子共演で映画化する『望み』が、10月9日より公開される。このほど、原作者・雫井脩介より本作を絶賛するコメントが寄せられ、併せて、堤真一と石田ゆり子の姿を捉えた新場面写真がお披露目となった。

一級建築士の石川一登は、自らデザインした優雅な邸宅で、妻・貴代美や子供たちと幸せな毎日を送っていた。その日常は、ある日突然一変する。高校生の息子が無断外泊をした夜、同級生が殺害される事件が起きる。それきり連絡が途絶えてしまった息子は事件への関与を疑われていく。しかし、もう一人殺されているという噂が流れたことから、被害者である可能性が出てくる。愛する我が子は犯人か、それとも被害者か?

成功した建築家であり、一家の大黒柱である石川一登を演じた堤は、本作では思春期の息子を持つ父親という難しい役に挑戦。堤幸彦監督は、そんな堤の演技を「実力派ならではの大胆な演技と神経質な演技の両方を兼ね揃え、まるで役を生きているようだった」と絶賛する。一方、石田は、在宅で校正の仕事をする知的で優しい母・貴代美を繊細に演じる。息子の規士(岡田健史)が同級生の殺人事件への関与を疑われ世間から憶測と中傷が飛び交う中、ひたすらに息子が生きて帰ってくることを願い、殺人犯の母として生きる覚悟を決める強さを兼ね備えた母親を見事に演じた。そんな石田の演じる貴代美に対し、堤監督は「もらい泣きしたところが何度もあった。石田さんの品の良さが100%発揮された」と評価する。

■雫井脩介(原作) コメント
自分の作品の原作映画でこんなに何度も泣かされるなんて!!

『望み』
10月9日(金) 全国公開
監督:堤幸彦
原作:雫井脩介「望み」
脚本:奥寺佐渡子
音楽:山内達哉
主題歌:森山直太朗「落日」
出演:堤真一 石田ゆり子 岡田健史 清原果耶 加藤雅也 市毛良枝 松田翔太 竜雷太
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 一級建築士の石川一登(堤真一)とフリー校正者の妻・貴代美(石田ゆり子)は、一登がデザインを手掛けた邸宅で、高校生の息子・規士(岡田健史)と中三の娘・雅(清原果耶)と共に幸せに暮らしていた。規士は怪我でサッカー部を辞めて以来遊び仲間が増え、無断外泊が多くなっていた。受験を控えた雅は、志望校合格を目指し、毎日塾通いに励んでいた。冬休みのある晩、規士は家を出たきり帰らず、連絡すら途絶えてしまう。翌日、一登と貴代美が警察に通報すべきか心配していると、同級生が殺害されたというニュースが流れる。警察の調べによると、規士が事件へ関与している可能性が高いという。さらには、もう一人殺されているという噂が広がる。父、母、妹…それぞれの“望み”が交錯する。

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