「戦火の馬」モーパーゴの傑作児童書を映画化!ノア・シュナップ、ジャン・レノら共演『アーニャは、きっと来る』11月公開!

「戦火の馬」などで知られるイギリスを代表する児童文学作家マイケル・モーパーゴの傑作児童書を、ノア・シュナップ主演で映画化した『Waiting for Anya(原題)』が、邦題『アーニャは、きっと来る』として11月27日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、1942年、当時ナチス占領下にあったフランス・ピレネー山脈の麓の小さな村で起きた奇跡を描いた物語。

主役のジョー役を演じるのは、Netflixドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で世界的に人気急上昇中のノア・シュナップ。少々気弱でどことなく頼りなさげな普通の少年が、恐怖に立ち向かう勇気を持ち、窮地を乗り越えて精神的に成長していく姿を見事に演じる。そして厳格でありがらも、ジョーを深い愛情で見守る祖父・アンリ役に、『レオン』『グラン・ブルー』『ミッション:インポッシブル』など母国フランスとハリウッドで多くの作品に出演しているフランスを代表する俳優ジャン・レノ。ジョーが賛同するユダヤ人を救う計画を主導する老女・オルカーダ役には、『女と男の名誉』でアカデミー賞助演女優賞の受賞歴もある名女優アンジェリカ・ヒューストンが扮する。

原作者のモーパーゴは、これまで戦争の渦中にいる人間本来の姿やその本質を、市井の人々を通して問い続けてきた。彼の代表作「戦火の馬」は、2011年にスティーブン・スピルバーグ監督によって映画化された。本作にも原作者の一貫したテーマが根底にありつつ、従来の迫害や差別を描いてきたナチス映画とは一線を画す、生きることの素晴らしさと希望が描かれる。

予告編には、風光明媚なピレネー山脈の稜線が青々とした空に拡がる平和で牧歌的な村に、突如としてナチス軍が押し寄せ、厳しい監視化におかれながらも、決して失敗が許されないユダヤ人の救出作戦を秘密裏に決行しようとするジョー(ノア・シュナップ)を始めとする村人たちの緊迫した姿が映し出される。

『アーニャは、きっと来る』
11月27日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:ベン・クックソン
原作:マイケル・モーパーゴ「アーニャは、きっと来る」
脚本:トビー・トーレス ベン・クックソン
出演:ノア・シュナップ トーマス・クレッチマン フレデリック・シュミット トーマス・レマルキス ジャン・レノ アンジェリカ・ヒューストン
配給:ショウゲート

【ストーリー】 1942年、ナチス占領下のフランス・ピレネー山脈の麓の小さな村に住む、13歳の少年・ジョーは、生活の大半を羊飼いとして過ごしていた。ある日ユダヤ人・ベンジャミンと出会う。彼は秘密裏にユダヤ人の子どもたちを安全なスペインへ逃がすという危険な計画を企てていた。ジョーはこの計画を手伝うことになる。かたやジョーは個人的な悲しみの感情を共有することで、ドイツ軍の下士官と親しくなっていた。ドイツの労働収容所から帰国したジョーの父親は荒れていたが、ジョーのユダヤ人救出作戦への関与が明らかになると協力を約束する。村人たち一丸となって子どもたちを逃す日が迫ってくるが、ベンジャミンが待つ娘アーニャは来ない。救出作戦は成功するのか…アーニャは村に現れるのか…。

© Goldfinch Family Films Limited 2019