巨匠ローランド・エメリッヒ監督が構想20年・製作費120億円をかけ、真珠湾攻撃からミッドウェイ海戦までを史実に基づいて描く、豊川悦司、浅野忠信、國村隼ら出演の映画『ミッドウェイ』が、9月11日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。
未曾有の戦いとなった第二次世界大戦の中でも、歴史を左右するターニングポイントとなった激戦として知られるミッドウェイ海戦。激突したのは、日本とアメリカ。1942年、北太平洋のハワイ諸島北西のミッドウェイ島に、巨大な航空母艦、世界最大の大和を含む超弩級の戦艦、戦闘機、急降下爆撃機、潜水艦が出動し、空中、海上、海中、そのすべてが戦場となった。そしてそこには、両軍ともに、国を愛し、覚悟を持って戦った男たちがいた。司令官たちの緊迫した頭脳戦、パイロットたちの壮絶な空中戦、彼らを船上から迎え撃つ決死の海上戦…何が、彼らの勝敗を分けたのか?本作では、20年に及ぶ徹底的なリサーチと、戦場に身を捧げた全ての兵士への敬意と共に、日本の運命を決めた3日間の本海戦の全貌が明かされる。
予告編は、1941年12月、日本軍による奇襲ともいえる真珠湾(パールハーバー)攻撃によって、アメリカ海軍が大打撃を受ける衝撃的なシーンから始まる。真珠湾攻撃で大きな戦果を上げた日本軍が、畳み掛けるように次なる作戦を企てる様子や、対して「このままだと我が国は負ける」と窮地に立たされたアメリカ軍が一致団結し、作戦会議の末に次の標的となるのは“ミッドウェイ”と導き出す様子が映し出される。仲間のために、国のために…同じ想いと、等しい覚悟を持った者たちが、それぞれの戦略をもって挑む歴史的海戦が、壮絶かつド迫力の映像で展開していく。
ポスタービジュアルは、爆炎を上げる航空母艦、飛び交う航空機に、降り注ぐ銃爆撃が歴史的海戦の激しさを物語っているだけでなく、「勝者も、敗者も、海に全てを捧げた。」というコピーが、日米両軍の生半可ではない覚悟を感じさせる。さらに、日本の連合艦隊司令長官の山本五十六(豊川悦司)、航空艦隊司令官の山口多聞(浅野忠信)、南雲忠一(國村隼)や、アメリカ軍のカリスマパイロットであるディック・ベスト大尉(エド・スクライン)、日本の情報を解読する情報主任のエドウィン・レイトン少佐(パトリック・ウィルソン)、士気高揚を図る有能な新たな指揮官チェスター・ニミッツ大将(ウディ・ハレルソン)らそれぞれの思惑と覚悟を持った表情が、壮大なドラマを予感させる。
『ミッドウェイ』
9月11日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督・製作:ローランド・エメリッヒ
製作:ハラルド・クローサー
脚本:ウェス・トゥック
出演:エド・スクライン パトリック・ウィルソン ルーク・エヴァンス 豊川悦司 浅野忠信 國村隼 マンディ・ムーア デニス・クエイド ウディ・ハレルソン
配給:キノフィルムズ 木下グループ
【ストーリー】 1941年12月7日(日本時間12月8日)の日本軍による真珠湾への奇襲攻撃。戦争の早期終結を狙う山本五十六大将(豊川悦司)の命により、山口多聞(浅野忠信)や南雲忠一(國村隼)がアメリカ艦隊に攻撃を仕掛けたのだ。大打撃を受けたアメリカ海軍は、新たな太平洋艦隊司令長官に、兵士の士気高揚に長けたチェスター・ニミッツ(ウディ・ハレルソン)を立てた。両国の一歩も引かない攻防が始まる中、日本本土の爆撃に成功したアメリカ軍の脅威に焦る日本軍は、大戦力を投入した次なる戦いを計画する。真珠湾の反省から、日本軍の暗号解読など情報戦に注力したアメリカ軍。情報部のレイトン少佐(パトリック・ウィルソン)が、次の目的地をミッドウェイと分析、限られた全戦力を集中した逆襲に勝負を賭ける。遂に、アメリカ軍のカリスマパイロット、ディック(エド・スクライン)率いる爆撃機が出撃。空母、軍艦、潜水艦、戦闘機など、あらゆる近代兵器を駆使した壮絶な激突へのカウントダウンが始まった…。
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