ドニー・イェンが詠春拳の達人イップ・マンを演じる『イップ・マン』シリーズの完結となる『イップ・マン 完結』が、5月8日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。
1964年、サンフランシスコに渡った詠春拳の達人イップ・マンは、弟子ブルース・リーとの再会や太極拳の達人ワンとの対立を経て、アメリカという異郷に生きる人々が直面する厳しい現実を知る。やがて中国武術を敵視する海兵隊軍曹バートンとの激闘の果てにワンが倒れた時、イップ・マンは、宣告された病を隠し、人々の誇りある未来のために立ち上がる。
予告編は、悪性腫瘍が見つかったイップ・マン(ドニー・イェン)が、残された時間を使い、愛弟子であるブルース・リー(チャン・クォックワン)に逢うためサンフランシスコへ渡る場面から始まる。しかし、そこで西洋人に中国武術を伝えるブルース・リーが中華街の掟を破った者として師匠たちの怒りを買っていることを知ったイップ・マンは、ブルースを庇い、太極拳の達人であり、中華総会長のワン(ウー・ユエ)と対峙することに。お互いの信念をかけて、無言でガラスの円卓を押し合うシーンは必見だ。さらに、異国で暮らす同郷の人々を追い詰めていたアメリカ海兵隊軍曹バートン(スコット・アドキンス)の暴挙に、「不正に立ち向かう、それが武術を学んだ理由だ」と病に侵された身体で最期の闘いに挑んでいく。
このほか、前作では激闘シーンがなかったブルース・リーのヌンチャク姿や、台湾のアイドルグループF4のヴァネス・ウーの姿も映し出され、シリーズファンには印象的な『イップ・マン 序章』の三浦(池内博之)との闘い、『イップ・マン 葉問』のホン(サモ・ハン・キンポー)との闘い、『イップ・マン 継承』のフランク(マイク・タイソン)、チョン・ティンチ(マックス・チャン)との闘いも回想。シリーズ作品すべてを手掛けた川井憲次の音楽がその世界観を盛り上げる。
『イップ・マン 完結』
5月8日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・製作:ウィルソン・イップ
製作:レイモンド・ウォン ドニー・イェン
脚本:エドモンド・ウォン
アクション監督:ユエン・ウーピン
音楽:川井憲次
出演:ドニー・イェン ウー・ユエ ヴァネス・ウー(F4) スコット・アドキンス チャン・クォックワン
配給:ギャガ・プラス
【ストーリー】 1964年、サンフランシスコに渡った詠春拳の達人イップ・マン(ドニー・イェン)。彼は、弟子ブルース・リー(チャン・クォックワン)との再会や太極拳の達人ワン(ウー・ユエ)との対立を経て、アメリカという異郷に生きる人々が直面する厳しい現実を知る。やがて中国武術を敵視する海兵隊軍曹バートン(スコット・アドキンス)との激闘の果てにワンが倒れた時、イップ・マンは、宣告された病を隠し、人々の誇り未来のために立ち上がる。香港に残して来た息子にある思いを伝えた彼は、ただ一人、最後の闘いへ進みゆく…。
© Mandarin Motion Pictures Limited, All rights reserved.