田中圭「俺が日本に金を獲らせます」眞栄田郷敦、小坂菜緒(日向坂46)、古田新太らが参戦!『ヒノマルソウル』特報映像&集合写真

1998年の長野五輪にて、スキージャンプ団体は悲願の金メダルを獲得した。この栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を、田中圭主演で映画化する『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』が、6月19日より公開される。このほど、決死のジャンプに挑むテストジャンパー役で眞栄田郷敦と小坂菜緒(日向坂46)、テストジャンパーのコーチ役で古田新太らが出演することが発表され、併せて、特報映像とロケ地である長野県白馬スキージャンプ競技場で撮影された田中圭、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒、古田新太5人の集合写真がお披露目となった。

新たなキャストとして、テストジャンパーの一員でケガのトラウマを抱えたテストジャンパー・南川崇役に、昨年TBSテレビ日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」のラグビー選手・七尾圭太役を20kg増量して演じ、大きな注目を集めた眞栄田郷敦。大先輩にでも軽口をたたく“イマドキ”の若者だが、テストジャンパーとして長野五輪に参加し、西方(田中圭)らと過ごすことでトラウマを克服すべく前進していく。

唯一の女子高校生テストジャンパー・小林賀子役に、昨年「キュン」などの楽曲で大ブレイクを果たした日向坂46のセンター・小坂菜緒。小林は女子スキージャンプがオリンピック種目になかった当時、テストジャンパーとしてでも長野五輪に参加したいという熱い思いを持った実在の選手・葛西賀子をモデルにしたキャラクター。「唯一の女子高生ジャンパーで、私も今、17歳。等身大の役をやらせてもらっている」と語る小坂の映画出演は本作で2本目。空サッツ(カラサッツ※下記参照)というスキージャンプの練習シーンで、ジャンプ指導の山田大起をはじめ、共演の山田裕貴らからも「めちゃくちゃうまい」と絶賛される小坂のジャンプ姿にも注目だ。
※「空サッツ」とは、現役選手が試合前のテスト、またはトレーニングとして、陸上でコーチとともに、ジャンプ競技で最も重要なジャンプ直前の踏み切り動作をすること。一見簡単に見える動きだが、実際の選手でも習得に何年もかかるもので、田中、小坂はもちろん、山田や眞栄田らも撮影の合間の空き時間を空サッツの練習に注ぎ、撮影に臨んだ。

自らも日本代表選手に選ばれなかった経歴を持つテストジャンパーのコーチ・神崎幸一役には、演劇・映画・ドラマとどんな役柄もこなす日本エンタメ界に欠かせない個性派俳優・古田新太が扮する。各々が抱える思いを胸にテストジャンパーとして長野五輪に向き合う選手たちを時に厳しく、時に温かく熱く支える。「けっこう渋めに役を作っていたけど、写真を見たら…すごく朗らかなんだよね」と笑いながら役どころを説明する古田は、「寒いと聞いていたからすごく厚着させてくれるんだけど…暑がりだから一人で汗をかいてる」と笑わせた。

リレハンメル五輪に西方とともに日本代表選手として出場し、長野五輪にも出場、印象的な笑顔と数々の名言で、人々の記憶に色濃く残る原田雅彦役で、映画『カメラを止めるな!』で一躍ブレイク、「ノーサイド・ゲーム」や「絶メシロード」の主演など、今や引っ張りだこの濱津隆之。1992年アルベールビルオリンピックに19歳で初出場以来、リレハンメル、長野、ソルトレイクシティ、トリノ、バンクーバー、ソチ、平昌と史上最多計8回の冬季オリンピックに出場、今なお現役選手として競技を続けるレジェンド・葛西紀明役で、「おっさんずラブ」で田中圭と共演し、「トレース~科捜研の男~」や「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」など人気ドラマに多数出演する若手俳優・落合モトキが演じる。

特報映像は、日本中が喚起に沸いた1998年の長野オリンピックの実際の映像からスタート。日本スキージャンプ団体が金メダルを獲った栄光の裏側にいた25人の“名もなき英雄達”として、主演の田中圭や山田裕貴、眞栄田郷敦、そして小坂菜緒らがスキージャンプに挑む姿が映し出される。命を懸けて飛ぶその姿、そして西方(田中圭)の力強いまなざしが当時の感動を彷彿させる。

■眞栄田郷敦(南川崇役) コメント
長野オリンピックスキージャンプ団体の表舞台と舞台裏。そこには一人一人の個性があり、想いがあり、ドラマがあり、その一つ一つに胸が熱くなりました。今回は自分の性格と少し離れたキャラクターです。実際に長野オリンピックが行われた白馬スキージャンプ場で先輩方やスタッフのみなさんに支えていただきながら日々新しい挑戦をしております。お楽しみに。

■小坂菜緒(日向坂46/小林賀子役) コメント
1998年に開催された長野オリンピックは、私がまだ生まれる前の出来事で、初めて知ることも沢山ありました。本作はその長野オリンピックでのスキージャンプ団体を題材にした作品です。「栄光に彩られた表舞台の裏側にはこんなドラマがあったんだ」と気付かされ、背中を押されるような力強い脚本でした。当時を知らない私と年齢が近い世代の方にも、「人はどの場にいても輝ける」、そう伝わってくれたらいいなと思います!

■古田新太(神崎幸一役) コメント
おいらの中の「ヒノマル飛行隊」と言えば札幌オリンピックである。小学生だったおいら達はウケると言うことで、近所の子供全員が笠谷のマネをしていた。ジャージの横を指で挟み、パタパタして飛ぶマネをしていた。全員が「笠谷」と言っていた。そいつを大変な事にしたのがリレハンメルだ。「ヒノマル飛行隊」がやってきた。そこで原田が、、、その後は映画で。

■飯塚健(監督) コメント
郷敦くんと小坂さん、若い二人はキラキラ眩しいので、話す時はサングラスが必要です。だけど実は、超の付く負けず嫌いで、見せないけど努力家。より芝居を好きになって貰える現場を共につくれたら、と思いながら撮影しています。古田さんのラジオはずっと聴いていましたし、連載も読んでいました。つまりはファンでしたから、ご一緒できて光栄です。

『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』
6月19日(金) 全国東宝系にて公開
監督:飯塚健
脚本:杉原憲明 鈴木謙一
出演:田中圭 山田裕貴 眞栄田郷敦 小坂菜緒(日向坂46) 落合モトキ 濱津隆之 古田新太
配給:東宝

【ストーリー】 1998年長野五輪。日本スキージャンプチームは国民の期待を一身に背負ってラージヒル団体で日本初の金メダルを狙っていた。そこに、エース原田(濱津隆之)のジャンプを特別の想いで見守る男がいた。元日本代表・西方仁也(田中圭)だ。前回大会・リレハンメル五輪で西方は原田とともに代表選手として出場。西方は日本代表最高飛距離135mを飛び、金メダル目前だったが、原田がジャンプを失敗。銀メダルに甘んじた。西方は4年後の長野五輪での雪辱を誓い練習に打ち込むが、腰の故障により代表を落選。悔しさに打ちひしがれる中、テストジャンパーとして長野五輪に参加して欲しいと依頼される。テストジャンパーとは、競技前にジャンプ台に危険がないかを確かめ、競技中に雪が降った際には何度も飛んでジャンプ台の雪を踏み固めるジャンパーのこと。西方は裏方に甘んじる屈辱を感じながらも、様々な思いを抱えて集まっていたテストジャンパーたちと準備に取り掛かる。そして、五輪本番。団体戦の1本目のジャンプで、またしても原田が失敗。日本は4位に後退してしまう。しかも猛吹雪により競技が中断。このまま競技が終われば、1本目のジャンプの結果のみで順位が決定してしまう。そんな中、審判員たちの判断は、「テストジャンパー25人が全員無事に飛べたら競技再開する」というものに。奇しくも、日本の金メダルへの道は、西方率いる25人のテストジャンパーたちへ託されたのだった…。

©2020映画『ヒノマルソウル』製作委員会