1991年に記念すべきゲーム1作目が、セガ・エンタープライゼス（現・セガゲームス）から発売され、愛され続ける「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズ。全世界でシリーズ累計約9.2億本（ダウンロードを含む）を記録した日本発の大人気キャラクターを、ジェームズ・マースデンとジム・キャリーの共演でハリウッド実写映画化した『ソニック・ザ・ムービー』が、3月27日より公開される。このほど、2月18日に都内某所で公開アフレコイベントが実施され、主人公ソニックの吹替を担当した中川大志、ソニックを狙う悪の天才科学者ドクター・ロボトニックの吹替を担当した山寺宏一が登壇した。

声優挑戦は今回が3度目にして初の主演となる中川。今の気持ちにつて「ソニックというキャラクターは、僕が幼い頃から親しんでいるゲームの大好きなキャラクター。まさか僕にこんなお話をいただけるとは思ってもいなかった。精一杯やらせていただきました」と力強く語った

中学二年生のときにバラエティのレギュラー番組で共演して以来、山寺を恩師として慕っている中川。NHK連続テレビ小説「なつぞら」でも共演していたが、今回は“吹き替え”という山寺のフィールド。「なのでド緊張で（笑）。僕がやったソニックを山寺さんが聞いて、どんな感想を言っていただけるのか…、本当に今日までドキドキして、ビビってました…（笑）」と苦笑いを浮かべた。

公開アフレコを終えた中川に、山寺は「びっくりした。本当に大したもんだ」とコメント。「ソニック以上のスピードで進化している。どんどん役者として成長している。お見事でした」と声をかけると、中川は「ちょっと涙出てきた…（笑）」と恩師の温かい言葉に目を潤ませる場面も。

「最初はビビリまくっていた」という中川は、「やるからには、自分らしく。映画でしか観られないソニックの表情を丁寧に伝えたい思いで、何テイクもやらせていただきました」とアフレコ時を回想。これに対して「向き合う姿勢と真摯な態度もすごいと思うし、もともとパワーもある」と中川を評価した山寺は、「ソニックってテンション高いから難しいと思うんですよ。それを見事に演じていた」とコメント。「掛け値無しで、本当に素晴らしいと思う。声優をやったら、いくらでも活躍できる」と中川の成長を心から喜んでいる様子だったが、最後は「それでこのルックスですからね！？ 身長も抜かれてるんで、今日は上げ底履いてきましたよ！ 」と愛情と自虐たっぷりに中川を皮肉って、会場を笑いに包んでいた。

『ソニック・ザ・ムービー』
3月27日（金）より全国ロードショー
監督：ジェフ・ファウラー
製作：ニール・H・モリッツ　ティム・ミラー
出演：ジェームズ・マースデン　ジム・キャリー
日本語吹替版キャスト：中川大志　山寺宏一　中村悠一　井上麻里奈
配給：東和ピクチャーズ

【ストーリー】　地球にやってきたソニックは、ひょんなことから出会った保安官トムと相棒となり、ソニックのスーパーパワーを狙うドクター・ロボトニックの野望を阻止するため奔走する。

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